ボストンキャリアフォーラムの印象が強い
というのは、前回のブログ(クリック)
にも書いた通りです。
かなりの人にお会いし、縁あって入社に
こぎつけた方もいれば、そうでなかった
方もいます。
後者についても、非常にインパクトのあった方は
よく覚えています。
その中に、企業からのMBA派遣で渡米していた方が
おられました。仮にTさん。
企業からのMBA派遣の場合、結構な投資額になる
こともあって、「帰国後xx年は勤務してね」という
お約束を作ることが多いです。
このTさんもそうでしたが、それにもかかわらず
彼がボストンキャリアフォーラムに現れたのは、
彼の勤務先である大手都市銀行が経営破綻して
しまったからでした

”大学生のとき、今の勤務先とY証券から内定をもらい、
自分なりに相当悩んで今の勤務先に決めたのですが、
結局、どちらへ行ってもほぼ同じ時期に経営破綻
となったので、あの悩んだ期間はなんだったんだろう
とつくづく思いました

でも、経営破綻が発表されてからも、
日本に呼び戻されることもなく、MBAをとらせて
もらえたのはありがたかったですね。
会社に一定年数ご奉公する必要もなくなりましたし、
今後のキャリアという点では、かえってよかったのだ
と思っています
”その後の人生は知る由もないのですが、どこかできっと、
存分に活躍されているでしょう

今日の大企業が、10年度どのようになっているか、
全く予測がつかない時代です。
5年前に誕生したベンチャーが、誰もが知っている企業に
なっている一方で、社名を聞けば知らない人がいないような
企業がずいぶん姿を消しました。
どんな著名な企業に入社したからといって、
自分の一生を保証してはくれません。
自分を守り、チャンスを広げるのは、自己投資

ただし、入社した企業のリソースを
上手に有効活用できれば、保証の足しに。
研修もその1つです

TさんのMBA派遣も、いい例ですね。
研修は大きなベネフィット、積極的に
活用したいものです。
企業はなぜ社員研修を行うのか?ですが、
「社員の市場価値(社外での価値)」を高める
という視点を持っているところが増えてきました

もちろん、日々高いパフォーマンスを出すには、
会社だけで生き残れる人材では不充分なわけですが、
その一方、社員の市場価値が高いことで、
こんなメリットがあるからです。
いずれ転職してしまったとしても、会社の優秀な「卒業生」として世の中に拡散、
「この会社の卒業生は優秀」として、
会社そのもののバリューを高める。
会社のバリューが高まれば、よい人材が採りやすい。
「卒業生」のクオリティもさらに高まるという
プラスのサイクルに。
万一会社業績が一時的に悪化した場合、社員は社外で十分生き残ることができるので、
会社にしがみつく必要がない。
むしろ、1つのチャンスととらえ、
自らのキャリアを新たに切り開いていける。
最後の5行は、少々刺激的でしょうか

でも、
個人としても必ず押さえておくべき
ポイントだと思います

いつかまた、どこかでTさんと出会えるといいなぁ
