外の耳の炎症 | willどうぶつ病院のあれこれ

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猫×3(9歳♂、4歳♂、年齢不詳♂)と人々(年齢お任せ♀)で診療している18年目のWillどうぶつ病院です。

寒い時期なのですが、外耳炎が流行り病のように

はやっております・・・

どちらかというと、暖かい時期に外耳炎が増えて

寒い時期は泌尿器系の病気が増える時期という

定番説があるのですが、どうやら今年は違うらしい・・・

外耳炎というのは外耳道に炎症がおきることです。

外耳道とは入り口から垂直耳道に入り、水平耳道になって鼓膜になります。

垂直と水平というくらいなので、この部分で耳道がかなり曲がっています。

この外耳道を、擦らず、傷つけないようにきれいに洗うことにテクがいるわけです

耳道には、もともと自浄作用と言って奥の汚れを入り口に押し出すような細胞の流れがあります。



耳毛が生えていたり、綿棒を使っていたり、不適切な洗浄処置、耳道にこびりついた汚れがあったり、

コルク栓のような耳垢塊が詰まっていたり、慢性外耳炎だったり、耳道の狭窄、変形があったりで

うまくいかないことが多いのであります。

さらに、細菌類の増殖や、耳垢腺の分泌過多などが重なるとさらに治りずらい

耳治療の基本は「洗浄」と個人的には考えています。

鼓膜が傷んでいるor破れている → 刺激の少ない洗浄液は・・・
油がWax状でしっかりと取りたい → 油となじみの良い洗浄液は・・・
感染コントロールを何とかしたい → 抗菌性の洗浄液または・・・
腫れ、赤み、痒みをコントロールする → 耳だけの治療でよいのか ステロイドの点耳薬か・・・
鼓膜よりなかの構造をチェックしておきたい → レントゲン CT MRIか・・・

そして、手術する必要があるかどうか

常にこんななことを考えて耳治療を行ってます。
洗浄液や点耳薬の基剤まで気になることも・・・

耳洗浄液にもさらにこだわっていきたいと思ってます。
(院内調剤の洗浄液も作成中~)

外耳炎対策は早いことに越したことはありません。

まずは、そのわんちゃんねこさんうさぎさんの耳を診せてください。