幸いなことに、私の勤務している職場では
深刻な人間関係のもめ事もなく、
世間的にみれば、そこそこ仲よくやっているほうだと思う。

同僚たちと、休憩室でわいわいと雑談しているとき、

「そんなこと言うんだったら、こんどロッカーに黒板消しを仕込んでやる」

と言ったら、同世代の同僚のしのび笑いは誘うのだけれど、
若い世代にはいまいちうけない。

ロッカーに黒板消しという、せせこましいミスマッチを狙ったネタなんだけど、
おやぢギャグすぎるのか、
芸人としてもう寿命なのか・・と思ったり思わなかったりして
ふと気が付く。

もしかして、「黒板消しを落とす」というイタズラ自体が死滅しているのだろうか?
私が子供のころは、実際にあったかどうか別として
ドラマでもバラエティーでも定番のいたずらで、
教頭先生(←嫌われ役)の禿げ頭に黒板消し落として
「こらーー」みたいなイメージが、がっつりインプットされている。

学園ドラマなんて、「ごくせん」を観たのが最後なので、
もう世間の学校事情なんて、さっぱりわからない。
(ごくせんが、世間の学校事情を代表するかは
 怪しいところだけど 笑)

ネットでちょっとググってみると、
いまどきの黒板落とし事情はわからなかったけど、
BOSSのCMがひっかかった。

このCMはなかなか好きなんだけど、作品が多すぎるのと
TVをあまりみないので、これは見逃していた。







ボルケーノに主演していた頃に知ったトミー・リー・ジョーンズは、
なんだか顔がぶつぶつしたおっさんだなぁ(失礼)
ハリウッド俳優にしては華がないし・・などと見識の浅いことを
思ったりしたのだけれど、
だんだん、この人の味みたいなのが、わかってきた。


このBOSSのCMを作った人たちも、
こどもの頃に、黒板消し落としのイメージを叩き込まれた世代で、
このCMをみながら、懐かしい昭和の一こまとして
トリビュートしているのかもしれないっすねぇ。








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