主体は魂でも、この腕でも、この足でも、この心臓でも、この肉体でも、脳でもない。当然、主體はこの道でも、この河でも、この空でもない。俺は・・・・俺だ。そして、己の世界が世界であり・・、世界が主体で、それに外側なんで在りはしない。だから、意味なんていらない。己の世界に付け加え無ければならない 言葉なんてない。世界はジグソーパズルの一片なんかじゃないんだから。だって、世界はこんなに広い永遠の広がりを見せている。時も空間も、あまねく全てが・・・・。
ねえ、僕たちの頭の中はどのくらいの大きさ?僕たちの頭はこの空より広い。さあ、二つを並べてごらんなさい。僕たちの頭は空をやすや すと容れてしまう。そして、君らまでもね。僕たちの頭は海よりも深い。さあ、二つに青と青を重ねてごらん。僕たちの頭は海を吸い取ってしまう。スポンジ が、バケツの水をすくうように。僕たちの頭はちょうど神様と同じ重さ。さあ、二つを正確に測ってごらん。違うとすれば、それは、言葉と音色の違い程・・。人生の意味なんて問う必要は無い。この世界も、この宇宙も、この空、この河、この道・・・・その全ての不可解さに戸惑う必要なんて無い。人が生きること は、それら自體をも飲み込んでしまう広さだから。それは嘗て、この世界に居た神と同じ大きさ。もう死んでしまった神々と同じ重さ。それは美しい旋律のよう な刹那と美しい言葉たちだったんじゃないかな?