入団した ○○X団は、1月ごとにハイクとキャンプを繰り返していた。

ハイクとはハイキングの略だと思う。出発するまでは遠足だと思った。ザック(背嚢(はいのう))に、本、手旗、弁当、お茶を入れて集合した。
スカウトペースをご存知か?40歩走り、40歩あるく。これでほぼ6時間突き進むのだ。地図を与えられ、コンパスで方位を測り、目的地を目指す。班長が、慎重に測っているが、間違えた日にゃ、あさっての方へ行くことだってある。目的地には、次の目的地への方位と距離が書いてある。
なお、地図の直線に従って進めという指示のときもある。真冬に、腰まで水につかりながら地図に引いた線どおりに進んだこともあった。雨もミゾレも関係ない。中学になるまでは、体力的にもかなりつらい。暗くなるまで駆けずり回った。
 真夏にふらふらになった下級生もいた、「おいしっかりしろ」なんだか焦点が合っていないので頬をピタピタたたいたら、「班長ー、もっとぶってください」と言う。頭にお茶を掛けて、ハイクを続行した。任務が第一だ。別の班に負けるわけにはいかない。
 ミッドナイトハイクというのもやった。市内から約30キロ離れた山中から、夜中じゅう歩いて帰るのだ。さすがにスカウトペースはしなかったものの、疲れた。今の世の中では実施のハードルは高かろうと思う。