母の奇行が今日も炸裂した。
私の主人と大喧嘩した母は、我が家に来れなくなってしまった。
来れないのは、母のプライドのせいである。
私の主人に「あの親の子か」と嫌味を言い「結婚当初から変な人間だと思っていた」などと嫌味を言ってしまったので、
来れなくなってしまったのである。ちなみに、私の主人はフランクでとても優しい人である。
主人は、以前は、毒母の毛染めをしてくれたり、もちろん旅行も家族で度々一緒に行っていたが、
26年間、母は彼に都度嫌味を言うので、周囲の心にミゾが出来てしまったのである。
26年間、母は我が家で風呂に入り、夕食、外食をするのが日課であった。
ところが、今では、毒母宅でくすぶる毎日となってしまった。
そこで、飛んで火に入る夏の虫というか、
近所のオバアのトイレが壊れたとの知らせを入手。
毒母は、水を得た魚のように機敏な対応をしたらしい。
90近い毒母がトイレの吸盤スッポン!を手に握りしめ、
まず、オバア宅に勝手に上がり、トイレ以外の、寝室、風呂、洗濯機の中などをチェック。
電子レンジ汚れ具合、風呂桶の汚さチェックなど、通常の人間なら、想定外の行動に出た。
次に、トイレ職人の手配。
トイレが壊れたオバアを従え、近所中に「いい水道屋を知りませんか?」と聞きまわり、
大事を取って、3社程見積手配したらしい。
もちろん、近所の住民は、「知りません」と答えたそうだ。
当たり前だろ。。。ねえ。
90母が80半ばのババアを連れまわしている光景は、お猿回しのようであったと思う。
見れなかったのは残念である。
ちょっと待て。
ここで、忘れてはいけないのは、他人の家のトイレ事情ということだ。
オバアには遠方に息子さんがいる。
そこで、「あんた。電話貸しなさいよ。あんたの息子に電話するわ」
とトイレ事情を説明したらそうだ。
「私は、近所の散歩仲間です」と説明したらしい。
で、そのオバアの家が汚かったから「ほうき貸しなさいよ」と、
人の家のほうきで掃除を始めたそうだ。
「あんた、ほうきが傷んで穂先が丸くなってるわよ!!!」と文句。
私が、夕方、毒母宅に行くと、今日の最大イベントだったらしく、
勢いよく話始めた。あまりの勢いに、当時の凄まじさを実感した。
私は、心の中で「あー他人のトイレまで支配するとは、やはり毒母だ」と思った。
ちなみに、そのオバアのトイレは、便座が斜め、トイレタンクが倒れ、家中ゴミ屋敷だったそうだ。
きっと、ゴミ屋敷でトイレから水があふれ、床が抜けかけて、トイレが倒れたのか何なのか知る由もない。
が、他人の家をここぞとばかりに各部屋を調査した毒母に、さらに失望した私である。
ゴミ屋敷に住んでいても、自分が良ければ居心地のいい我が家なんじゃないかなと思う私です。