5月10日(水)から14日(日)までの計9回公演中、3回観ました。
書いていて、アップすることを忘れていたようです(笑)珍しく、twitterにつぶやきました。それほど、自分の中で感動のヴォルテージが強かったということだと思う。忘備録として、まとめておきます。
果てのない情熱と熱量、感動が脳裏に焼き付いて離れません。細川さん、小川さん、最高の作品をありがとう。出演者の皆様、関係者様の成功を祈願します #市と惣左
18人の出演俳優、全員がその世界にそのまま、生きている。誰1人現代に生きていない。そして、一人一人のキャラクターが立っている。 ほんの小さな手の動き、表情、声の抑揚、着物を着ながらの所作。その時代に生きる粋な人々の息遣いが見えるようだ。もっともっと観続けたい時代劇。#市と惣左
本日2回目の観劇。脚本、音楽、照明、役者陣の情熱、衣装など、すべてが見事にマッチして、江戸末期の任侠世界へ導く。惣左の真心が何か分かると同時にノワール的火花が炸裂する。そこに男の美学がある。ゴッドファーザーシリーズを観たのと同じ感動と感激がある。続編望む。#市と惣左
命には限りがある。だから、市太郎役 図師光博さんはお佳しを愛することに命をかけた。その後、血の雨が降ることで、命の儚さと尊さを強烈に感じた。人はだからこそ、全力で誰かを愛していきたいのだ。笑いと真剣味の落差が生み出せる図師さんが描いた「人間の生き方」の醍醐味に感動した。#市と惣左
最後、惣作親分の前で、お辰役 鶴田葵さんの瞳が涙で潤ませながらセリフを語るのが、切なかった。お佳しが出て行った喜び、これから起きる血の雨で死ぬ任侠仲間の死を哀れんだのか、惣作が生きて残るとは限らない故に別れを想ったのか。極妻を見事に演じた鶴田さん、格好良くて素敵でした。#市と惣左
人生は選択の繰り返しである。選択により人生は変わる。が、選択せざるを得ない、強制されての選択もある。真剣に生きれば選択の結果、血の雨が降ると恐怖する。究極、選択が生死を分けるのだと、選択することの意味を問われる。実に深みのある舞台だった。千秋楽を観劇し、感動しました。#市と惣左
細川作品は、必ず、銃声が鳴り響く。が、本作で銃弾は飛ばない。その代わり、ひたひたと、その瞬間に向かって話が進んでいく。音楽と照明の転換と入り、セリフのタイミング。天井が低く役者さんと至近距離にいる臨場感。細川さんの演出・脚本が最高に素晴らしい。西部劇、現代劇編も観たい。#市と惣左
小川細川企画の初作品。上質なハードボイルド時代劇。脚本も素晴らしいが、配役が秀逸である。対立する親分、それを支えるNo.2と子分達。事態を呑み込んで動かしていく4人の女達。天井が低く狭い劇場だからこそ、未体験の臨場感が生まれる。再演と続編、そして、新作品も望む。#市と惣左
お佳し役 宮島小百合さん 生娘、賭場を仕切る父を失った壺振りの博徒。「華」「鬼」2面を表現出来ているところは主役であるがゆえ。「鬼」のスイッチが入ってからが格好良い。一方、泣き崩れる演技もいい。善の側に立つ事が多いので、いつか、殺人犯や悪女を演じる役なんか面白そう。#市と惣左
惣左の手下・留吉役ほか 高見澤文彬さん 着物をきた瞬間から役に入ってるんだろうな、と思う。その時代、空気、風、におい、そういうものも身にまとって演じているからリアリティを感じられるのではと思う。実直に生きる人なんだろうと想像させてくれる、素晴らしい役者さんだなと思う。#市と惣左
練三の手下・清次役ほか 松田秀太郎さん 素顔からすると、異邦人レベルの人に変わったのかぐらい、別人に乗り移ったかのような演技に観える。惣左の悪評を言うシーンが印象的で「憎たらしいな」って思わせるところが素晴らしい。成長が楽しみ。なんだか息子かと思えてしまう(笑)市と惣左
玄太役 バラハスさん マドリードの空港の俳優名。出生と名前は関係があるのかな。たたずまいと発声に尋常ではない破壊力がある。役に入るスイッチで変わっているんだろうな、と想像する。危なっかしさが良く演じられており感心する。次の舞台も観てみたい、そう感じさせる俳優。 #市と惣左
丈吉の右腕・兆二役 小笠原修人さん この作品の世界観に1番ピッタリ合っている。声、人相といい、任侠道に生きる典型的な人にしか見えない。そんな彼がポツリ独り言をいう。生死をかけて生きる道にある世界に生きてると想起させた後に、稲妻が落ちたような何かが起こる。いい仕事してる。#市と惣左
練三親分の右腕・又八役 麻草郁さん 練三が強烈な迫力を持って挑んでくるのに対して、又八は飄々と練三の気持ちを代弁する。が、時に自分の意思を語る練三の偽影武者にもなる。そこが又八の戦略でもある。抗争の果てに何が待つのか、そこまで又八は読めない。そう思わせるは麻草さんの技。#市と惣左
惣左の右腕・伝八 鈴木智晴さん 冷静沈着。風見鶏的に何が1番の得となるか、かぎ分ける嗅覚がある切れ者。親分達も一目置く存在である。さらに惣左以上に内面を押し殺しているように見える、が、それは伝八の心の闇。それこそが演技によるもの。明日の千秋楽が楽しみであり淋しくもある。#市と惣左
勇次役 橋本惠太さん 「入ります」と、壺振り師お佳しが掛け声あげたあと、サイコロの目と合計数から半丁を威勢良く告げる。ちなみに、半は奇数、丁は偶数。実直なヤクザを演じていますが、実際は好青年のイケメンですな。正統派一枚目、うっかり三枚目の橋本さんも観てみたい。#市と惣左
丈吉親分役 ガラかつとしさん 緩急あるセリフ回しにヤられる。手に入れたいものは必ず手に入れる。女郎お雪、そして、お佳しをも狙う。兆二や惣左右腕の伝八にも目をかけているようで、実は、私利私欲、悪徳坊主のような毒毒しさがいい。恫喝の声もいい。これからも色んな役を観てみたい。#市と惣左
万蔵役 佐藤圭右さん 賭場を仕切る万蔵親分が、壺振り師となった娘を残して逝く。3大派閥の抗争が始まるトリガー役である。惣左を後釜に据える審美眼、娘を堅気の人に嫁がせたい親心。亡霊となってでも娘を助けたい。リアルな万蔵にしか見えない佐藤さんの演技を食い入って見てしまう。#市と惣左
市太郎役 図師光博さん 闇の中で、生きる希望「虹」を見つけた一太郎、そこへ一直線に突き進む。任侠と別世界に生きる対比として重要な役所で、緊張を弛緩へ導く。悲哀と笑い、1人で2倍美味しい演技が素晴らしい。笑いの神様が背に乗っている。図師さんが私生活で何で笑うのか知りたい。#市と惣左
惣左役 小川大悟さん 親分の中で1番おとなしい、いや、真心と芯の強さを隠しながら耐え忍ぶ様が、弓を引いて狙いを定めている時間。惣左が弓を射るシーンがスローモーションがかかって見えました。劇中一番格好良い生き方をしてるのは惣左。そんな惣左と思わせる小川さんの演技が秀逸。 #市と惣左
練三親分役 幹久さん そこにいるだけでギラギラしている圧倒的な存在感とインパクトに魅了され、目力に震える。今回が2回目の舞台公演とは決して思えません。間合い、呼吸、発声、声のトーン。それは音楽活動からの蓄積が大きいのではと想像します。幹久さんのライブにも行ってみたい。#市と惣左
この作品は任侠ものの時代劇である。 が、クラシックがBGMとして使われている。そこに違和感がない。なぜなら、このストーリー設定が西部劇や現代のマフィアものになったとしても通じる秀逸な脚本だからだ。そして、主人公が女性であることが結末を潔く引き立てている。実にクールだ。#市と惣左
惣左の手下 ・仁太ほか 山下哲平さん 街を歩く。博徒と語る。そして、照明と音楽が変わる、すると最後の最後に、彼の狂気が刃物を持たせて標的を襲う。その動きだけで感情も生き様も表現できている、素晴らしい。きっと、そのシーンだけ全力で生ききれれば新しい何か見えてくる。#市と惣左
惣左の嫁・お辰 鶴田葵さん アリスインアリスの彼女のイメージが強くて、今回の演技には驚きました。見事に博徒に生きる夫の妻を演じている。強さしか見せない、でも、それは惣左への気持ちの現れ。所作も美しい。火打石で「行ってらっしゃい」と惣左に声をかける所作も見たかったな。#市と惣左
丈吉の愛人・お雪役 大河内美帆さん 艶っぽい瞳は、芯の強さと妖しさを共存させている。お佳しとは正反対の世界に生きて、1番近い関係を作る。そして、丈吉を掌で転がす。それが軽々と本音でやっているように見せるところがスゴイ。演者でないリアルな美帆さんって?と思わせてくれる。#市と惣左
市太郎の付き人・小吉役 早田友一さん 弱々しい一太郎と対照的に、賭博もくるわ遊びも大好き。その一方で、市太郎を第一に考える真面目さも。ちょうど2年前の今頃は「かべぎわのカレンダリオ」で小百合を「マレーネお嬢様 」と呼んでいたのが懐かしい。ストーリーテラー役もよく合う。#市と惣左
宿の女中・お江役 雪原千歳さん 街に馴染む役柄である。素顔と着物姿では別人に見える。お江さんが最後にお佳しと語り合う、そこが自然で好感を持てる演技で微笑ましい。お江さんもお佳しさんも幸せになって欲しいと願わずにいられない。そう思わせるのは雪原さんの演技力に他ならない。#市と惣左















