プロローグ | 産まれてから30年 真実と偽り

産まれてから30年 真実と偽り

パキスタンで産まれ、現在は日本で日本人妻と暮らす。

在住歴約5年。

これまでの人生をありのままに綴る自伝記。



1 TO 30 TRUE OR LIE


これは、一人の男の物語である。


男は、4人の姉がいる。

3人の兄がいる。

そして、父と母。


男は、末っ子。


幸せ家族?



男は現在29歳。

そして、車と電化製品で有名な、とある先進国に住んでいる。

そこは、日本。みんなが憧れて住みたい場所。

文化は素晴らしく、発展途上国の人々は、日本に行けばお金のなる木がある、ゴールドのなる木がある、ダイアモンドのなる木があるかも知れない・・・と思っている。


そして、人々は何をしてでも日本に行きたいと思っている。

彼らは、嘘をつき、人を騙し、愛してるふりをし、どんだけ心の中で嫌っていても。。。


そしてこの物語の「男」も、彼らと同じようにして日本に来た。


男の名前はジャック。

ジャックのことを紹介しよう。

でも、ちょっとその前に発展途上国の人について。。。


彼らは常に成功することを夢見てる。何か大きなことをして。。。

その大きなことには、先進国の男、または女と結婚することも含まれてる。

そこには、愛がなくても結婚できるぐらいの夢が含まれている。

ハンサムじゃなくても、かわいくなくても、若くなくても、年取ってても、ブスでも、デブでも、ハゲでも関係ない。


ただ欲しいのは、お金、先進国に住んでるんだぞっていうステータス、そして、自分の国から脱出したい思い。


最近はそれに気づいている人もたくさん居る。

入管の人も知ってるし、そして現在は日本への入国はとても厳しい。


でも、ジャックは日本で日本人と結婚した。

決してハンサムでもないし、頭がいいわけでもない。


続く・・・