祭りのあと
この夏は記念大会だけでなくオリンピックという
世界的な大イベントもあった訳だけど、改めて自分は
高校野球が好きなんだなと痛感した。
激戦を簡単に振り返ってみる。
この90回記念大会、初戦や2回戦など早い段階で
強豪校同士が潰しあうこともあったが、
(トーナメントなので当然)大きな波乱も無く
強い高校が勝ちあがった大会であった。
その中で優勝した大阪桐蔭は投手力、攻撃力、守備力と
それぞれでトップクラスの力を持ち、フォアザチームの
精神で栄冠を手にした。
神奈川勢は横浜べスト4、慶応ベスト8と
近年三期連続初戦敗退という、寂しい県代表の結果だったが
野球王国の復権といってもいい2校の戦いだった。
やっぱり地元が勝つと甲子園の面白さが倍増します。
その他印象に残ったのは浦添商。
伊波ー山城のバッテリーにスピード感溢れる走塁と守備。
選抜優勝の沖縄尚学に続き、夏も沖縄勢が結果を残した。
沖縄県のレベルの高さはもはや全国でもトップクラス。
報徳学園も近田投手がクローズアップされたが、
チャンスに強い攻撃陣、ピンチでのファインプレーなど
技術だけでなく精神的にも強さを発揮した。
今大会は結果的に打撃の凄さが目に付いたが守備で
魅せたチームもあった。鹿児島実、宮崎商の守り合いは
素晴らしかったし、やはり優勝した大阪桐蔭、そして横浜も
見事だった。
やはり高校野球の原点は守りだ。
初戦敗退した中でももう少し観たいチームもあった。
内容では常葉菊川を圧倒していた福知山成美。
智弁和歌山と締まったゲームを展開した済美。
報徳学園を追い詰めた新潟県央工。
そして鳥取西、北海・・・
その他打者だと大阪桐蔭・浅村と荻原、横浜・筒香、
智弁和歌山・坂口と勝谷。
チーム打撃だと大阪桐蔭、常葉菊川、東邦、智弁和歌山が
秀でていただろうか。
その他も1番打者の凄さが目に付いた。
大阪桐蔭・浅村、東邦・山田、仙台育英・橋本、
浦添商・漢那、広陵・上本。彼らは3番を打ってもおかしくないが
1番に座ることでより相手に脅威を与えた。
投手には厳しい大会であったが優勝投手の大阪桐蔭・福島は
その技術と精神力で投げるたびに良くなっていった。
その他印象に残ったのは浦添商・伊波、横浜・土屋、
慶応・田村ー只野のダブルエース、聖光学院・佐藤。
初戦や2回戦で敗退した高校にも光る投手はいた。
鳥取西・鈴木、広陵・中田、木更津総合・田中。
これらの投手はもう少し観たかった。
1年生の活躍も光った。
智弁和歌山の西川はその打撃センスだけでなく守備、
そして走塁など全ての分野で既に高校トップクラス。
横浜の大石も守備には定評があったが甲子園で打撃に
力をつけ、チームに与える影響も大きかった。
仙台育英の木村投手も楽しみな存在。
1年生だけではありませんが今回1,2年生7人が
レギュラーだった本庄一も来年は楽しみです。
最初に順当な大会と言ったが、その順当という言葉も
ここ数年で無くなる可能性はある。
甲子園で勝てない県もここ数年で急速に力を付けてきた。
日々の鍛錬と経験を積めば(他県との練習、試合など)、
どこが勝ってもおかしくない状況になるだろう。
苦言もいくつか。
審判の質が低下している。
球審のストライクゾーンのバラつき。人間によっても勿論
だが、同じ試合でストライクゾーンが変わる。
1,3塁審判のハーフスイングの判定のバラつき。
これに関しては捕手のアピールも多くてイラつくし、
タッチアップのアピールも毎度毎度でいい加減にして欲しい。
おっと忘れていけないのがホームランをファールと判断した
線審。線審の意味が全く無い。あれは3塁審判や球審も
見ていなかったのか、無かったことにしたのか。
疑問が残る。
また、基本的な全力疾走など怠っていた選手も多かった。
だからこそ浦添商の外野まで駆け抜けるのか?と
思わせるくらいの全力疾走は見ていて気持ちが良くて、
特に印象に残った。
さて完全に個人的な今大会ベスト5の試合
1位 横浜 7-4 広陵
神奈川高校野球ファンなので(笑)
先制を許すも、土屋投手の踏ん張り、守備の固さは
見事でした。
打線も筒香選手の4番復活後の2本のタイムリー。
そして大石選手の快打と激走に興奮しました。
また広陵の上本選手ー林選手の2遊間は打撃も守備も
素晴らしかった。
2位 浦添商 4-3 慶応
神奈川高校野球ファンなので(笑)
負けたものの準々決勝で慶応の良さがしっかり表れた。
北神奈川の高校も慶応よくやったと思っているでしょう。
勝利の瞬間の伊波ー山城バッテリーの抱擁はこの夏
一番熱かったシーンでした。
3位 智弁学園 4-5 報徳学園
最後の1球まで何が起こるか分からない名勝負。
最終回2死無走者からたった3球で追いついた智弁学園。
起死回生のバックホーム諸沢選手の好返球。
最後は初戦でも活躍した氏家選手が決めました。
4位 鹿児島実 4-1 宮崎商
守備の醍醐味が存分に発揮された試合。
守備でここまで感動できるのか。
両チームが普段どれだけ練習しているのかが表れた
ナイスゲームでした。
5位 東邦 15-10 北海
大味な試合かと思うがとんでもない。
北海・鍵谷という好投手から3本のHRを打った東邦打線の
スイングは圧巻でした。北海も諦めることなく追いすがった。
この試合はただただ圧倒されました。
本当に終わってしまって気が抜けてしまった自分ですが、
神奈川高野連のHPを見たら秋の地区予選のカードが決まって
いました。
ざっと見たらなんと川崎地区では桐光と川崎北が同ブロック。
これは1校しか県大会出れないのか・・・?
横浜地区は横浜と慶応が居ない(予選免除)だけでこれだけ
寂しく感じるとは。特に明記することもなかった。
我が母校もなんとか勝ち抜けを期待。大丈夫だろう。
有馬は今夏ベスト4の綾瀬、今夏初戦で対戦した相模大野との
なかなか厳しく因縁の組み合わせとなった。ガンバレ!
そうなんです高校野球ファンはここからがまた新鮮で、
楽しいんです。秋もまた球場に行かなくちゃー!