皆さんは紅林麻雄(くればやしあさお)という警察官をご存じでしょうか?
この男は静岡県警のエースで、日本の警察の英雄と言われた伝説の刑事です。
そして、この男はもうひとつの伝説を持っています。
それが拷問王紅林です。

この男は数々の凶悪事件を見事に解決していき、その功績を称えられ多くの賞を受賞しました。
どんな凶悪犯も紅林の前では自白をしてしまい、恐ろしい程の推理力で未解決事件のトリックを次々に暴いていきました。
紅林の表彰の数は500以上と言われ、最終的には御殿場署次席、にまで上り詰めました。


しかしその華やかな功績の裏では、拷問による自白の強要が行われていました。
しかも数々の凶悪殺人事件で、犯人をでっちあげていたという事が後になって分かりました。
この紅林の拷問の方法というのが、およそまともな人間ができるようなものではなく鬼畜としか言いようがない行為でした。


調べると、この男はとんでもない残虐行為を繰り返し行っていて、まさにサイコパスとしか言いようがありませんでした。
紅林がなぜ冤罪事件を作り出したのかという話で、よく言われているのは地位や名声を手に入れていくうちにもっと結果が欲しいと思うようになり、冤罪を作り出したという事がよく言われます。

警察の英雄が事件を解決できなければ失望されます。
そこから地位が落ちるのを恐れ、冤罪を作り出したという事がよく言われるのですが、僕はそうは思いません。
なぜなら、僕はこの紅林はサイコパスだったのではないかと思っているからです。