ゾウの背中に乗って
いやあねえ、私だって若くないわよ


昨日、寝そべっていて、ふと腹筋を使って跳ね起きようとした。

足を絞り込むように胸に引きつけ逆手は耳のそば。
だいじょーぶ、フォームは悪くない。 オーラさえあるだろう。
脳内では、きれいな放物線が、虹のアーチになって光輝いている。

うらっ!      ドテッ、


・・・え?  
身体が床と水平線のまま変化なし。
惜しい! ・・・それもない。ぜんぜん惜しくない。
というより、かなりぶざまだ。


おかしい。
 
筋トレだってやっている。
腹筋だってやっている。
背筋だってやっている。
ジョギングだってやっている。
歯磨きだってやっている。


精神的ダメージ、レベル5


「バネがなくなっとるんよ」

そんな妹の声が、胸に、突き刺さったの だった。


寝そべったままストレッチ開始