西部警察の前に日本テレビで放送された石原プロ制作のテレビドラマ第一弾作品。
ドラマファンにとってインターネットもなかった時代に重宝されたのがこのテレビジョンドラマというムック本です。

定価600円。

1985年、この大都会特集が発売されました。すでに放送終了後6年が経過していましたが大都会研究本としては青志社のSUPER BOOKが発売されるまで唯一の冊子でした。
特に1987年の再放送以降、2007年にCS放送が解禁されるまで貴重な資料だったことは間違いありません。

・内容解説
全般的にアクションシーンのスチールは少ないですね。SUPER BOOKでもあまり発掘されなかったのですがどこかに眠っている気もするのですが…。当時の各種媒体に出ていて発掘されていないものが多々ありますよね。

名場面
大都会カラーグラビア
P.3 
黒岩 PARTIII 帰ってきた黒岩軍団※
宗方 PARTIII イメージ※
黒岩軍団 PARTIIIオープニング※
P.4
黒岩 PARTIII 帰ってきた黒岩軍団※
P.5
トク PARTII 白昼の市街戦※
黒岩軍団 PARTII 山本課長期※
P.6
ジロー PARTIII オープニング
トラ PARTIII
P.7
黒岩とジン PARTII※
宗方と黒岩 PARTIII※
深町軍団 闘いの日々 初期
P.8
闘いの日々 オープニングタイトル 妹
P.9
PARTII オープニングタイトル 追撃
P.10
PARTIII オープニングタイトル 帰ってきた黒岩軍団
P.11
目次
P.12 
プロデューサー特別インタビュー
日本テレビ 山口剛
石原プロ  石野憲助

黒岩軍団 PARTII・Gメン抹殺指令
☆DVD BOX解説書使用
黒岩とジローと丸さん PARTIII・反逆の殺し屋
黒岩とトク PARTII・狙われた刑事

P.16  大都会-闘いの日々-
モノクロスチール39枚
P.28  大都会PARTII
モノクロスチール32枚
⭐︎DVDBOX解説書使用含
P.40  大都会PARTIII
モノクロスチール35枚
⭐︎DVDBOX解説書使用含
P.50  スタッフ キャスト
P.51-P.53 放映リスト

テレビシナリオ完全復刻
P.54  大都会PARTII  追撃
モノクロスチール4枚 ストーリーと無関係のもの
P.62  大都会PARTIII 帰ってきた黒岩軍団
モノクロスチール5枚 1枚だけ高層の狙撃者
P.70  大都会ディスコグラフィー 大都会番組資料館
サントラや小説の紹介

以上が大都会特集。※はこれから紹介するスカイパーフェクTV!誌や日テレプラスの告知ポスターに使用されたスチール。


・検証 大都会再放送復活について。
2007年、復活の告知ポスターが新宿駅で無数に掲示されました。

CSで復活した際の特集本・スカイパーフェクトTV!誌。お祝いの如く表紙を飾りました。

・大都会-闘いの日々-。
1976年1月6日から8月3日まで日本テレビ系列で毎週火曜日21:00 - 21:54に全31話が放送されました。『大都会』シリーズの第1作。「石原プロTV第一回作品」と銘打って製作されました。新聞記者キャップの通称バク、滝川と捜査四課の刑事黒岩。二人は高校の先輩後輩で事件を通して再会します。
※下記記事のスチールはPARTIIのものが使用されてます。

『大都会 PARTII』は、1977年4月5日から1978年3月28日まで、日本テレビ系列で毎週火曜21:00 - 21:54 に全52話が放送された石原プロモーション製作の刑事ドラマです。『大都会』シリーズの第2作。「石原プロテレビ第二回作品」と銘打って製作されました。前作から主要キャストは続投していますが、舞台は捜査第四課から強行犯担当の捜査第一課に移り、また石原裕次郎さんの役柄も新聞記者から外科医へと変更されています。さらに渡哲也さん演ずる黒岩とコンビを組む若手刑事として、新たに松田優作さんが加入しました。
アクションを抑えていた前作と大きく異なり、派手な銃撃戦やカーチェイス、軽妙なユーモアなどが多く盛り込まれました。この大幅な路線変更は前作が視聴率的に伸び悩んだ反省から行われたものであったが、結果的にこの娯楽路線への転換は好評を呼び、次回作『大都会PARTIII』をはじめ、後の『大追跡』『大激闘マッドポリス'80』などの火曜21時アクション路線の先駆者となりました。ただし内容はアクション一辺倒ではなく、前作で見られた人間ドラマ路線も継承しており、ラブストーリー、当時の社会事情を反映したもの、海外作品や実際に起こった事件をヒントにしたものや推理編もありました。

・大都会PARTIII
1978年10月3日から1979年9月11日まで日本テレビ系列で毎週火曜日21:00 - 21:54に全49話が放送された、石原プロモーション制作の刑事ドラマ『大都会』シリーズ第3作。大都会PARTIIIの世界観を象徴するデカ長・黒岩がライフルを構え仁王立ちする姿。第1話・帰ってきた黒岩軍団のクライマックス。環七通りでバズーカ砲を乱射しながら逃走する鉄砲玉三人が乗った幌付きトラックを検問で待ち構えるシーン。パトカー軍団に追い込まれたトラックの運転手を黒岩は射殺、横転爆発。逃げ出した無抵抗な犯人2人も問答無用に射殺し、エンディングとなりました。
前作終了から半年を経て製作されたシリーズ第3弾の舞台は前作と同じく城西署捜査課であるが、人物設定に大きな変更が見られ、続篇ではなく独立した作品として位置付けられています。デカ長・黒岩を中心とする捜査課チームは新たに「黒岩軍団」という呼称が設定され、タイトルロゴのデザインも毛筆体からゴシック体に変更されました。作風は前作よりも更にバイオレンス色が強められ、登場する犯人は黒岩に射殺されることがほとんどで、その一方で捜査課の刑事が犯人に拉致監禁されるエピソードも増えました。大掛かりな爆破、マシンガンやバズーカ砲などを用いたアクションシーンは前作以上にスケールアップが図られ、本作から車両協力に日産自動車が参入し、主にカースタント用として大量の劇用車が投入されました。全49話の視聴率も平均20%を突破。その人気は高く、作品のフォーマットは『西部警察』へと引き継がれました。

スカイパーフェクTV!の大都会スチールはすべてテレビジョンドラマに掲載のスチールばかりです。いかに貴重な研究本だったかがよくわかると思います。

その後、CSチャンネル銀河でHDリマスターが放送され、2016年にはBSでも初放送。BS11で大都会シリーズ全話が放送されました。岩佐陽一さんが渡哲也さんへインタビューするなど番組開始特番も放送されました。

次回は12時間後。大都会・ノベライズ第一弾について書きます。