定価18480円。2012年8月発売。
西部警察放映当時、プラモデルの版権を得たのがアオシマ文化教材社でした。アオシマはヨネザワ無き後、当時を知る貴重な玩具メーカーです。
アオシマは西部警察のマシンを次々にモデル化。本編とは無関係の1/24ガルウィングトレーラーや1/32スカイライン ジャパンの覆面車とパトカーを発売するなど時々暴走しますが、好感が持てるメーカーです。
アオシマは1999年の石原裕次郎さん13回忌による全国的再放送にあわせ、プラモデルを復刻再販売しました。パッケージも復刻オリジナルデザインで、当時、北海道・小樽にあった石原プロワールドのロゴとなりました。
さらにヨネザワがすでにセガに吸収されていたため、アオシマは自社ブランド・スカイネットから1/43スケールでC.C.コレクションシリーズを発売。内装はなくシルエットを楽しむモデルでしたが定価は4000円超で高価でした。
それからさらに今回紹介するダイキャストムービーコレクションシリーズを展開。非常に精巧かつ10000円未満という安価なモデルを提供しました。
そのダイキャストムービーコレクションから、プレミアムBOX IIを取り上げます。
セット内容はマシンX、マシンRS、430セドリック。
マシンXは金色のカンパニョーロホイールを装着しパトランプは室内配置。
マシンRSはスチールカメラがウィンドウから出ている稼働状態。
セドリックは後期430型の覆面パトカー。
ダイキャストムービーコレクション最初のモデル化はマシンXでしたが、パトランプが運転席側ルーフに配置されており、登場初回仕様となっていたので馴染みの薄い仕様でした。この初回、なぜパトランプをルーフに配置したのか、それは東名高速道路上空からのヘリコプターによる空撮のためと思われます。空撮だとルーフにないと見えないですから。別の回でも東名高速道路のシーンが流用されたため、ルーフにパトランプが置かれていましたがその二回のみでマシンXと言えばやはりパトランプは室内配置なわけで、その仕様がモデル化されたのです。
通常仕様のマシンRSのカメラは助手席ウィンドウは閉まっており、室内に格納されていましたが、これもプレミアムBOXならではの仕様に。
通常仕様はセドリック後期の430は警視庁パトカーでしたので、覆面車はプレミアムBOXのみの発売でした。
よくぞこの価格でこの精巧さを実現したな、とアオシマには脱帽でした。
PARTII初期のフォーメーション。
次回はトミカ西部警察スーパーマシンスペシャルの紹介します。