定価4000円。
トミーテックのトミカリミテッドビンテージNEO。
西部警察シリーズが開始されるということで、テンションが上がったのを覚えています。

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1979年に放映開始された『西部警察』といえば、アクションを全面に押し出した刑事ドラマの代名詞として、今も伝説的な人気を誇る番組です。
その西部警察に登場する車たちを、TLVでシリーズ化!TLV誕生当初から企画担当者が思い描いていただけに、その内容はコダワリを見せています。ミニチュアカーに加え、カーアクションシーンの撮影時に使用され、劇中にも突如現れる謎の工事現場パーツや「横転用スロープ」までも付属!さらに、パッケージ内ではストーリー解説なども行いカーアクションだけではない西部警察全体の魅力をお伝えします。

第1弾はTLVらしく、犯人車の定番230型セドリックスタンダードを製品化。パートI第18話『俺たちの闘い』のカーチェイス→横転シーンが再現できます。
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さてこの製品、物議を醸したのは試作品と発売品でホイールキャップの大きさが予告なしに変わっていたことでした。試作品は下記です。非常に完成度が高いです。
しかし、いざ発売されると…。

ホイールキャップが小さく変更されていました。

しかし、タクシーモデルでは試作品と同じサイズのホイールキャップで発売されました。

その発売例は現時点でこのモデルのみです。

私はこのホイールキャップの方が忠実だと考えていたのでその後も改変されたホイールで発売され続けたことが非常に残念でした。そのためこのセットの購入は少しして自分の中で折り合いがついてからになりました。
なぜこのタクシーだけがこのホイールでOKが出たのかは謎ですね。
※なのでこの記事のあとで手放しました。

ただトミカで動画制作されている方はよくご存じで、わざわざホイールをこの改変前のものに戻した個体で制作されていたり、まだ発売前のマシンXも登場させていたり、その熱意に感激します。

定価4000円。
番組開始当初は最新型であったため、破壊されなかったセドリック430型をチョイス。覆面車と、パトカー(白/黒)の2台セットです。まだアルミホイールを履く前、番組初期のノーマル状態をお楽しみください。
白/黒パトカーに装着されているバー型の赤色灯と脚部は、番組で使用された形状で新規製作。また、430型前期下級グレード用のバンパーを新規製作し、劇中車としてのリアリティを高めました。(今回は小物パーツは未付属です)430型といえば番組内で無数に登場し、活躍した車種です。『西部警察』といえば、番組エンディングに流れるパトカー大名行列を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。このシーンの他にも、事件現場やカーチェイスシーンなどが再現できる2台セットです。

そして西部警察から配備された430セドリックの覆面車とパトカーのセット。しかもホイールなどを販売している共豊産業のエンケイホイールが協賛になる前の初期ノーマルホイール仕様です。西部警察ファンにはたまらないスタンダードなセットですね。
レギュラーパトカーの特徴はバーパトランプが屋根の真ん中よりも前に取り付けられていることです。アクション用のいちげんさんパトカーはバーパトランプの場合、真ん中に取り付けられているためレギュラーかいちげんさんパトカーかを区別出来ます。こちらはレギュラーなので前側になります。
こちらは実際に配備された430を意識して2セットを予約購入しました。

定価4000円。
『西部警察』パートI第10話 『ホットマネー攻防戦』から。派手なアクションの末に「殉職」してしまう捜査課の覆面パトカーの2台セットです。ドラマでは強奪された現金輸送車(セドリックバン)を、セドリックとグロリア・スタンダードの2台の覆面車で追いかけるという内容で、結果として現金輸送車を逃してしまうものの、路上から駐車場内、河原に至る様々な場面を激走するカーチェイスシーンは語り草になっています。

こちらは西部警察の冠で発売はされましたが大都会PARTIIIファンにはたまらない230のセドグロセット。やはり2セット予約購入しました。この記事のあとで1セットは手放します。

定価4400円。
「セドリック覆面パトカー 230型/330型(ブラック)2台セット」が登場です。今回のテーマは「すり替わり」。『西部警察』の初期、330系後期型はまだ比較的新しく、カーチェイスシーンで破壊されることはありませんでした。壊されてしまうシーンでは、いつの間にか旧型の230型にすり替えられ、330型に代わって大活躍。名アクションを多数演じています。そんなシーンを、今回はPART-I第4話「マシンガン狂詩曲」から選びました。カーチェイスシーンに入った瞬間、新しめの車が古い車に入れ替わる。刑事ドラマでよく言われるネタを実際にお楽しみいただけます。もちろんナンバープレートは同じ。これが新金型デビューとなる330型はもちろん、230型も初登場のキャップなしスチールホイールを装着。

さらにさらに西部警察の前身、大都会PARTIIIファンにたまらない330と230のセットの発売です。330セドリックといえば城西署黒岩軍団の総帥であるデカ長・黒岩がメインでこのノーマルホイールの個体に乗っていました。さらに鉄チンホイールの230セドリックもやはり大都会PARTIIIの印象ですね。

トミカリミテッドヴィンテージで発売されていた東宝名画座シリーズの赤いローレルとこれら330セドリック1台、230セドリック2台を揃えると大都会PARTIII第3話・捜査中止命令での中盤の埠頭カーチェイスが再現できちゃいますw 私はローレルもそのために買いました!
この回の謎。
カーチェイスの後に海ポチャした230覆面車。
西部警察・チンピラブルースという回では車が海から引き上げられるシーンが登場するのですが、その車がこの230覆面車という話。もちろんストーリー上、落ちたのは一般車両という設定で覆面車ではないのですが。たぶん撮影されて、捜査中止命令では本編カットになったのでフィルムを流用したかと思われます。監督は両作品とも長谷部安春さんでした。

と、なると引き上げられたその車両。

大都会PARTIIIのテロルの画面のクライマックスの爆破シーンに登場した痛みの激しい黒い230なのでしょうか。

次回はアオシマ・ダイキャストムービーコレクション西部警察PREMIUM BOX IIを紹介します。