つづきですが

 

とにかく、トーニャの母親が強烈なんですよね。

演じてるアリソン・ジャネイが上手いというのもありますが、リアルにこういう人だったらしいです💦

 

映画のエンドロールで、本物の母親がインタビューに答える映像が流れるんですが、それが役のアリソン・ジャネイそのまんまでビックリしました。

なぜか肩にインコ乗せてたり・・・

 

この母親にとってはトーニャは、4番目の夫との間に生まれた、5番目の子供だったそうです💦

この情報だけでもうお察しですよね・・・、最終的には6度結婚されたそうです。

 

トーニャには他に4人の兄弟がいるようですが、映画では省略されて登場しませんでした。一緒に住んでなかったのかもしれませんし、そのへんはわかりません。

 

4歳からスケートを始めたトーニャですが、覚えも早く、幼い頃から頭角を現し、大会で良い成績をおさめていたようです。

持って生まれた才能なのでしょうか、身体能力が高かったのでしょうね。

90年代に、トリプルアクセルを跳べたことがもうすごいですよね。

 

小学生の頃までは、父親も一緒に住んでいたようですが、離婚により母子家庭となり、ストッパーとなっていた父親いなくなったことで、おそらく母親の虐待もエスカレートしていったのではないでしょうか。

父親のほうはちょっと気の弱い普通の父親として描かれていましたね。

 

母親はウェイトレスで生計を立て、給料のほとんどを娘のスケートに費やしていたそうです。衣装も手作りして、そこはすごいと思います。衣装ってとても高額なので日本のフィギュア選手でもお母さんが衣装を手作りしたなんて話はよく聞きますよね。

 

虐待行為がなければ・・・母子二人三脚の美談ですが、普通に考えてスポーツ虐待だと思いました。

最終的に母子が和解なんてことにもならず、映画の撮影時点でトーニャは母親とは絶縁状態で居住場所も知らなかったそうです。

 

 

映画のトレーラーを観てもらえばわかるのですが、スケートに関しては非常にスパルタな母親で、娘にスケート漬けの生活を強いて、トーニャは高校を退学させられたみたいですね。

 

子供の頃に、ディズニーランドや一家団欒のレジャーに連れて行ってもらったこともなかったようです。

 

書いてるとつらくなってくるような境遇です。

 

また、十代の頃から付き合っていた男性とハタチで結婚しているのですが、ナンシー・ケリガン襲撃事件の首謀者とされた人は、この夫ジェフ・ギルーリーですね。

 

交際中からギルーリーのDVはひどかったようで、トーニャと夫のギルーリーは別れてはまた元サヤにみたいなことを繰り返していたようです。

 

夫が銃を発砲し、トーニャが撃たれそうになったり、逆にトーニャがショットガンをぶっぱなしたり💦夫婦喧嘩で警察沙汰や裁判沙汰にもなってたそう。

 

一度は離婚したのですが、オリンピック直前にまた復縁。

この復縁がケリガン襲撃事件につながったのですね。

 

とにかく、トーニャも含め、登場人物たちみんなクレイジーな人たちなのです💦

 

映画のなかでトーニャの元コーチがインタビューでトーニャのことをこんな風に表現しています。

 

「一般的にトーニャはすごく愛されるか、嫌われるかのどちらか。

アメリカも愛されるか嫌われるかよね。

トーニャはアメリカ人そのものだった。」

 

ナンシー・ケリガンは子供たちのロールモデルとなるような、国民的ヒロイン的なスター選手。

 

対して、トーニャは素行や言動に問題あり、でもハングリー精神旺盛で実力はピカイチのスケーター。

 

なんかスポ根ものの漫画になりそうです💦

 

現在のトーニャは、息子さんと幸せに暮らしているそうですから、良かったですね。