ついにきましたこの時が。
小屋入りしました。
ウッディシアター中目黒(中目黒駅徒歩8分)。
素敵な劇場です。街並みも、外観も、ロビーも、舞台も、袖中も、楽屋も。
東京メトロ日比谷線、もしくは東急東横線の中目黒駅を降りて(改札は一つ)、目の前の山手通りを右手に進むと、都会のビル群だけどなんとなくお洒落な街。TSUTAYAの角が、目黒銀座商店街との交差点。商店街を右方向に入ると、食べ物屋さんも雑貨屋さんも、洒落ていて、でも主張しすぎない、そんなほっとする街並み。ずーっとまっすぐ進むと、右手に劇場があります。
昨日、小屋入りして、みんなで舞台づくり。
舞台監督はひろさん、音響は松下さん、照明は太田さん。
なんか、急に、ですが、
いろんな人に出会った2年間だったなと、思いました。
すごくよかった、この2年間。
初舞台の合格結果が出たのが、2年前の今頃でした。ひめゆり、ね。
2年間で、8本の舞台に出演しました。ママの恋人は9本目。
自分が成長したかを振り返る暇も、自分が何がやりたいのか、何が好きなのか、どう生きたいのかを本気で考える時間も、作れなかった気がします。
自分が感情をいかに隠せない人間かを知りました。
悲しくても悔しくても怖くても怒り狂ってても嬉しくても弱ってても、そんな感情でも振りきれると涙が出てしまうことを知りました。
泣きすぎました、この2年間、でもそれを未だに抑えることができていません。
涙が出ちゃう、だって、女の子だもん、ていう台詞は最大の侮辱に聞こえます。そういうんじゃないから。
役者をやっていてよかったと思いました。
隠せない程にたかぶる感情が、感情が出ないよりいいと言われる場所なんて、舞台上以外に知らないから。
もちろん舞台の下では普通の大人でいたいので、感情のコントロールのできる大人になりたいとは思っています。
何のために生きているのか、今ようやくそれをゆっくり考えなおしています(初日前夜にやるな)。
行きつく答えは、大学時代と変わりませんでいした、いやむしろもっと昔のひねくれていた頃から、変わりませんでした。
諦め:人がこんなに長い間生きていて、たくさんの才能ある人たちが、芸術を貫き、科学を貫いてきた。新しいものを作ろうと言っても、敷かれたレールは数多すぎて、わたしがどう歩いたって誰かのレールを歩いてしまうだろう。
好み:一からものを考えて作るのが嫌いだった。それより、誰かが書いたものを読んで勉強するほうが好きだった。問題集なんかも、ほぼ問題を解かずに解答を読んで理解するほうが好きだった。
必要性:この世にこんなに読むべき見るべき学ぶべきものがあるのに、わざわざ新しいものを増やすことにあまり魅力を感じなかった。
わたしは創作者には向いていない。
何かを生み出す為に生れてきたのではないと思う。
小さい頃のわたしが魅力を感じたのは、
新聞。
雑誌。
歴史の本。
新しいものを作るのではなく、起こったこと、起こっていることを伝える仕事。知らないことを知る仕事。
それこそ使命感に満ちていて、そして少なくともわたしにとっては、どんなおもしろい作り話より興味深く、好奇心をそそるものだった。
見たことのない世界をたくさん見たい。
いろんなことを知りたい。
そしてそれを文章にして伝える仕事がしたい。
文章を書くのは好きだけど、オリジナル小説を書きたいと思ったことは一度もなくて、わたしがなりたいのは、起こっていることを伝える媒体。
そんな小難しいこをを考えていたクソガキは、
15歳になって、タップに出会った。
タップダンサーたちは、例えば人種問題を、例えば貧困問題を、例えば戦争の悲惨さを、体で表現していた。
言葉もあったし、文章もあったし、映像もあったけど、根底には、彼らのタップという表現方法があった。
ものすごく、魅力的な存在だった。
媒体になる方法はいろいろあるんだと知った。
街頭演説、国会討論、TV討論、、見る度に、正しいことを伝えているのに何か説得力にかける、なんとなくうさんくさい、どこか偽善的。
ジャーナリストになりたいと、漠然と将来の夢を描いていた時にひっかかるのは、そんな、スーツ姿で座っている大人たちの姿だった。
魅力的な大人になりたい。
言葉だけじゃなくて、人を惹きつける何かで、伝えたいと思った。
そして、今に至る。
何かを伝えられる人になりたい、そう思って始めた身体表現の勉強は、すごくすごく難しくて、すごくすごく魅力的で、いつの間にか目的を離れてのめりこんだ。
舞台に立つ者として認められたい、いろんな表現をしてみたい、いろんな役を演じてみたい、だからうまくなりたい、
たまに、すごく嫌になる時がある。
向いてないことやって、人生無駄にしてないかなとか、思う時がある。
もっと向いてることがあるんじゃないか、大成できることは他にあるんじゃないか。
人は誰しも、何かしら才能を持って生まれてきていて、その生まれ持った才能と努力の方向を見誤らなかった人が、天才になるんじゃないかなと思う。ちょっとメルヘンかしら。
結局、結論は出ない。
ただね。
この2年間、舞台に出るために結構がむしゃらだったこの2年間、
いろんな人に出会った。
オリジナルミュージカルを作り続けるミュージカル座の作家、
他にも、ミュージカル座の周りで知り合っただけで、オリジナル作品を作る人が何人もいた。
そしてその作品で泣いたことも、その作品に救われたことも何度もあった。
何かを作り出す人というのは、それだけで十分、この世に生まれてきた使命を果たしているのだろう。
ママの恋人のカンパニーと過ごした時間は、
転機になりえたのかもしれない。こんなに心を揺さぶられた時間。
それでも、まだここにいたいと思えるから、まだ、かな。
長くなってしまった。
でも、初日があける前に、書いておきたくってさ。
ミュージカル座の芝居を、みにきてください。
スタッフさんを含め、本当に温かい素敵なカンパニーで、お待ちしております。
ミュージカル座アトリエ公演
「ママの恋人」
脚本:ハマナカトオル/演出:竹本敏彰
恋多きママは、一人娘を育てるシングル・マザーの女優。幸せな結婚を夢見ているけれど、ママが恋する男たちは、みんな問題のある男たちばかり。娘の心配をよそに、今日も新しい恋人を連れてきた。はたして、ママと娘に幸せは訪れるのか!?ハマナカトオル脚本のウェルメイドなコメディを、竹本敏彰演出と個性豊かな実力キャストで贈る、最高におかしくてハッピーな舞台!ミュージカル座なのに、ストレートプレイです。どうぞご期待ください!
■会場
ウッディシアター中目黒〒153-0051 目黒区上目黒2-43-5キャトルセゾンB1F
※東急東横線・地下鉄日比谷線「中目黒」駅下車徒歩8分・目黒銀座商店街内
■上演スケジュール
4月10日(火) 18:30開演 月組
4月11日(水) 19:00開演 星組
4月12日(木) 14:00開演 月組 19:00開演 星組
4月13日(金) 14:00開演 星組 18:30開演 月組
4月14日(土) 12:00開演 星組 16:00開演 月組
4月15日(日) 12:00開演 月組 16:00開演 星組
※開場は開演の30分前です。※本公演は組・組のダブル・キャストで上演いたします。
※残席のある場合は、公演開演の1時間前より当日券を販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用ください。
※出演者並びに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承ください。出演者変更の場合でも、他日への変更、払い戻しはいたしかねます。
※未就学児童のご入場はできません。
■CAST
月組
鈴木智香子 山口野乃花 縄田 晋 亜久里夏代 小松春佳 福永吉洋 斧口智彦 高橋 咲 山内サオリ 竹本敏彰
星組
青島 凛 鈴奈けい 川本昭彦 たむらもとこ 村井麻友美 平野 亙 水野駿太朗 武者真由 三辻香織 竹本敏彰
■チケット料金前売/5,000円(税込) 当日/5,500円(税込)【日時指定・全席自由】
※チケットのお申し込みは、メッセージか、メール(kie_boh5730@yahoo.co.jp )まで、名前・ご希望日時・枚数をご明記の上、ご連絡ください。
なんか、他にも書きたいことがあったような・・・、
あっ!!!!!
この前、稽古がオフになった隙を見計らい、
絶倫マリーのミュージカル「CHRIST」を観にいってきた!!!!!
相当ドストライクのピンポイントで打ち抜かれたくらい好きな作品でした。
ほんとに!!!!
感想を書きだすと本日まじで寝れなくなるのでやめておきます。
今日から6日間、「ママの恋人」、ウッディシアター中目黒で上演しております。
ぜひ!!!みにきてください。心温まるコメディをお送りします。
チケットのお申し込みは、わたくし高橋咲まで。
よろしくお願い致します!!