「 人間は恋と革命のために生まれて来たのだ 」


太宰治の『斜陽』の中の言葉だ カッコいいね


でも、実はこのセリフ、愛人の太田静子さんの日記から太宰が書き写したものらしい 


今、太田治子さん(静子さんと太宰の娘)の『明るい方へ』を読んでいる


両親のことが書かれているんだが、戦後間もないころの空気や人の考え方も感じることができるので面白いよ


前回、治子さんが赤ん坊の頃一度も太宰に抱かれたことがないと書いた 随分冷たい男だったんだなと思ったが この本にその理由が書いてあった


新しい愛人が 治子さんや静子さんに会うことを絶対許さなかったためだった 太宰は会おうとしたらしい


しかし、本妻もいて子供がいるところに、また新しい愛人を作るとはな そしてその人と死ぬんだから  


知らなかったが、太田治子さんは作家だった 誠実な人柄だったので何冊か読んでみようと思う 今度は二葉亭四迷の『浮雲』について書こうと思っていると云っていたな


そうそう講演会の終わりの方で、貧乏やお母さんの病気で苦労したこともあったが、


「この世に生まれてくることができたので太宰には感謝しています」と言っていた


グッときたよ