2,3週間前に知ったんだが、小室先生亡くなっていたんだね。ここ何年かは本屋で先生の新刊本を見かけなくなっていたので病気かなとは思っていたが。


小室先生ほど、面白くかつタメになる本を書く人はいなかったな。


例えば、ヒットラー。ヒットラーといえばアウシュビッツでユダヤ人を大虐殺した極悪人としか見られていなかったのを、「経済学的にいうと、アウトバーン(高速道路)や軍事工場建設によって、路頭に迷っていた失業者に職を与えるとともにドイツ経済を立て直した。これはケインズ政策だ。この点は評価すべきだ。」 


「国連」を英語でなんて言うか?


答え United Nations


この国連、今でこそちょっとおかしいぞといわれることも多くなったが、単純なおいらは学生の頃世界平和のための組織だと思っていた。でも、それは違うと。


「第二次世界大戦のときの、アメリカ・イギリス・ソ連・中国などの連合軍の名前がUnited Nations 。つまり軍事同盟がそもそもの国連の出自だ」と教えてくれたのも小室先生だった。国連憲章の中に、日本・ドイツ・イタリアに対して敵国条項があることも。


先生の死去のニュースはテレビにも新聞にも取り上げられなかったようだ。こんな偉い学者を。たぶん「(ロッキード事件で)田中角栄を有罪にする検察官は死刑だ」とか「政治家は国民を豊かにするんだったらいくらでもワイロを取ってもいいんだ」とか過激なことを言っていたからかな。


小室先生は落語家や漫画も好きだったんだろう。本の語り口にユーモアがあふれていて読みやすい。小室先生の本を手にとったことがない人は本屋や図書館で読んでみて。


小室先生、ありがとうございました。


先生のwiki

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%AE%A4%E7%9B%B4%E6%A8%B9