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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。

 

(NHKニュース 3月9日)

 

 

こんにちは、ボーンズ88です。

 

久しぶりのブログ更新になってしまいましたね。今年に入って再開しようと決めたのですが、体調がまだイマイチで、どうも集中できません。う~ん…。

 

今年も早いもので、3月11日になりました。

 

そして音楽は今年もこれ、これ以外ないっていう感じかな。

 

 

 

(Beethoven Piano Sonata in Cmajor Op.13 Ⅱ / Glenn Gould)

 

 

今年の3月11日は「原発避難者いじめ」が問題になっている。

 

福島から横浜市に避難してきた中学生が、学校で嫌がらせや暴力を受け、さらに大金を脅し取られるという事件、記憶にある方も多いだろう。

 

これに端を発してNHKが避難者にアンケートを実施、その結果、子供たちだけでなく、多くの大人が心無い態度や発言を受けて、苦痛を感じた経験があるのだという。

 

… まったく酷いヤツがいるもんだよ…。

 

と思う前に、少し考えてみたい。

 

 

もちろん世の中には「放射能がうつるから近づくな!」とか言いだす類の、自分の無知をさらけ出すことを厭わない、愚かな人間がいる。残念な事だが、これは事実だ。

 

それを認めたうえで話を続けよう。

 

 

(NHKニュース 3月9日) 

 

 

ところで、みなさんは最近、仮設住宅の様子を見ただろうか?

 

僕はわりとニュース番組を見ている方だが、ここ数年、東日本大震災の仮設住宅が報道されることはほとんどない。たまにあっても、それは宮城県や岩手県ばかりで、福島県の仮設住宅の映像は見たことがない。

 

僕たちに提供される映像といえば、近親者を亡くした悲しみにフォーカスしたものが大半で、後は、電車が動いたとか、商店街ができたとか、地元の食べ物がおいしいとか、そんな話ばかりだ。

 

現実には3県で12万人以上が、現在も避難生活を余儀なくされている。しかし、その実態はまったくと言っていいほど報道されない。

 

まして、放射能被爆を恐れて福島を離れた「自主避難者」が、どういう状態に置かれているのかなんて、ネットで情報を取らない人たちにとっては、まったくの闇の中だろう。

 

マスコミが忘れていた… なんて有り得ない。

 

これは報道管制だ、僕はそう思っている。

 

原発事故をなかったことにして、再稼働を進めたい日本政府と電力会社にとって、帰還しようとしない「自主避難者」は、都合の悪い存在に違いない。彼らの苦しい状況が世の中に広く認知されるほど、原発再稼働への反発は強まっていく。

 

日本政府は「自主避難者」の報道を自粛させ、住宅支援を打ち切り、「年間20msv」という、世界のどこでも有り得ない基準で、フクシマに強制帰還させるつもりでいる。

 

報道管制 → 世間の無理解 → いじめの増加 → 強制帰還

 

そう考えると、各地で起きていた「原発避難者いじめ」は、まるで日本政府と電力会社のシナリオ通りだとは思わないか?

 

「ハヤク フクシマ ヘ カエレ!」

 

報道管制が、帰還への圧力を生み出しているのだ。

 

 

 ここにきて急に「原発避難者いじめ」を扱いだしたNHK、まるで他人事のようだ。偽善もいい加減にしろと言いたい。

 

今までNHKがやってきたことは「原発避難者ネグレクト」じゃないか!

 

 3.11は報道機関の贖罪日のようだ。

 

ちなみに、報道機関の「甲状腺がん患者ネグレクト」は今も続いている。

 

 

 <おわり>