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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。

(NewYorkTimes 5月18日)

 

 

こんにちは、ボーンズ88です。

 

SoundgadenAudioslveの中心人物で、Vo/gのChris Cornellが亡くなりました。突然の訃報に驚かれた方も多いと思います。

 

享年52歳ですよ…、はぁ… orz

 

ますは曲いきましょう、当然これですね。

 

Rusty Cage / Soundgarden 1991 

 

…いやぁ、カッコいいよね…。

 

それまでコアなヘヴィ・ロックだったSoundgardenを、一気にメジャーに押し上げた3rd アルバム「Badmotorfinger」。

 

Chris CornellのVoはまさに別人のようで、その伸びやかで猛々しい歌声は、紛れもなくHR/HMの「理想のVo像」を作り上げたと言ってもいいだろう。

 

 

僕が彼の訃報を知ったのは18日の夜7時半ごろで、twitter上での第一報が出てから、それ程時間は経っていないと思う。

 

「マジかよ…」と思いながら、いくつかの記事を検索したが、彼の死因について明確には書かれていない。

 

… そういえばSoundgardenって、再結成してたよな…?

 

そんなことを思いながら、今度はyoutubeをちらほら見ていると…

 

… んっ…? 5/17/2017…? Detroit…?

 

 

My Wave / Soundgarden 2017年5月17日 Detroit Live 

 

「えっ…?」と思いながら、僕は頭の中を整理する。

 

検索すると、東京とデトロイトの時差は約13時間、なので現地は18日朝の6~7時ということになる。

 

… このライブやった直後だったの…。

 

ロックの神様は、時として残酷なことをするものだ。

 

 

1997年にSoundgardenは解散、その後は、RATMのトム・モレロと組んだAudioslaveやソロ・シンガーとして活動をしていたChris Cornell

 

「007 カジノロワイヤル」のテーマ曲までやっていたのを、今回僕は初めて知った。

 

そんな彼のキャリアの中でも、ベスト・アクトは、やっぱりこの曲だろう。

 

Let Me Drown / Soundgarden 1994

 

ブラック・サバスのような重い曲調、そこに地殻変動が起きて、マグマが噴き出るような膨大なエネルギー。

 

彼の多彩な声色は実に豊かで雄々しく、Gソロ後のVoパートなんて、全盛期のロバート・プラントを凌駕するパワーに溢れている。

 

1994年に発売されたアルバム「Superunknown」。

 

このアルバムは、60年代、70年代の「ロックの名盤」と言われるアルバムに、まったく引けを取らない、ロックの金字塔だと僕は思う。

 

1994年といえば、内省的なグランジや、ロック+ラップVoが大流行していて、それ以前のHR/HMは完全にリファインされてしまった…、そんな感じだった。僕も「何か新しい音」を探して、毎週、何件ものCDショップを徘徊していたのをよく覚えている。

 

そんな時代に現れた「Superunknown」、これは紛れもなく、70年代ハードロックに真正面から挑んだ、正真正銘のロック・アルバムなのだ。

 

タワーレコードの試聴機で、これを初めて聴いた時の衝撃を、僕は今でも忘れることができない。

 

 

書きたいことはヤマのようにあるけど、そろそろ追悼の曲にしなくちゃいけない。

 

いろいろ考えたけれど、やっぱり、これしかない。

 

Black Hole Sun / Chris Cornell  2006 Live

 

 

Black Hole Sun」は神様のくれたギフトだ、と僕は思う。

 

こうしてアコースティックギター一本で聴くと、この曲が、何かのジャンルやルーツを持たない、突然、降ってわいたような音楽であることがよくわかる。

 

既成の音楽や理論をこねくり回して、人の能力で作られた音楽とは全く違うレベルの曲、これは、まさにギフトなのだ。

 

それが、彼の天性の歌声と相まって、愛でも怒りでもない、何か独特の無常観を表現している、素晴らしいパフォーマンスだ。

 

 

 

翌日になって、彼の死因が自殺であるとの報道があった。

 

… なんでなんだよ…。

 

僕はしばしの時間を噛みしめる。目に涙があふれた。

 

 

(ABC News 5月18日)

 

 

同世代のミュージシャンの死が、陰鬱な喪失感を伴いながら、僕に語りかけてくる…

 

「オマエは、なにか大切なことを、やり残してないか…?」

 

 

R. I. P  Chris Cornell

 

<おわり>