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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。

(米朝首脳会談 6月12日)

 

 

こんにちは、ボーンズ88です。

 

昨日12日、金正恩とドナルド・トランプが、歴史上初めての米朝首脳会談を実施、合意文書に署名しました。

 

みなさんは、どう思われたでしょうか?

 

北朝鮮の問題について、日本マスコミの報道は酷い状態で、ほとんど信用できません。国家ぐるみの大ウソがバレる日も、そう遠くはないでしょう。

 

で、今日は、こんな話を。

 

 

 §§§

 

 

「拉致問題は?」

「拉致問題は?」

「拉致問題は?」

 

日本はいつから、こんなに浅ましくなってしまったんだろう…?

 

「えっ、でも、北朝鮮が日本人を拉致したんだよ!」

 

もちろん拉致問題は重大な人権侵害です。僕だって、一日も早い解決を期待しています。

 

でも…

 

拉致問題は、日本と北朝鮮の問題だよね。

 

 

 §§§

 

 

「でも、絶好のチャンスだって、テレビで言ってたよ」

 

… 何をバカなこと言ってんだろうね…。

 

米朝首脳会談は、アメリカ、韓国、北朝鮮だけでなく、中国や欧州、ロシアなどの国々が、難しい交渉を経て、ようやく実現しました。

 

IOCが南北の仲介役になった話を、以前このブログでも書きましたね。見えないところで、多くの人たちが、会談実現に向けて動いてきたのです。

 

トランプにしても、金正恩にしても、国内の「和平反対派」を抑えるために、かなり難しい局面を乗り越えてきたはずです。軍事利権が絡んだ話なので、一歩間違えば、暗殺だってあり得る、そういう状況を超えて、この会談は成立しているのです。

 

日本政府は、そんな努力してきたでしょうか?

 

 

 §§§

 

 

(ロイターjp 2017年9月25日)

 

「国難突破解散であります!」

 

今まで安倍晋三は、Jアラートを鳴らしまくり、地下鉄を止め、避難訓練までさせて、北朝鮮の脅威を過剰に煽りました。

 

森友・加計問題で落ちた支持率を回復させるため、つまり、国内向けに政治利用したワケです。

 

さらに今年になって、オリンピックが行われ、南北融和が進むなか、日本政府だけは、融和ムードをぶち壊す発言を連発して、国際社会から非難をうけました。

 

 

(NHK 5月26日)

 

この画像、トランプが米朝会談中止を言いだしたとき、それを支持したのは、世界でたった1カ国、日本だけです。

 

 

2002年、小泉純一郎の時もそうでしたが、北朝鮮と対話しなければ、拉致被害者は帰ってきません。

 

安倍晋三が、そんな努力をしたでしょうか?

 

アメリカは1名+3名の米国人を帰国させましたよね。

 

表では「オレの方がデカい核ミサイルを持ってるぜ!」と息巻いているトランプも、裏では、北朝鮮と地道な交渉をしてきた、その結果なんです。

 

アメリカにできて、どうして日本はできないのでしょう?

 

なぜ誰も、日本政府の不作為を責めないのでしょう?

 

なぜ「トランプさんは~」と、平気で言えるのでしょう?

 

僕には理解できません。

 

 

 §§§

 

 

それと、もうひとつ。

 

今回、合意文書の中に「朝鮮戦争戦没者の遺骨収集」が書きこまれました。

 

この会談は、あくまで朝鮮戦争がベースなのです。

 

 

朝鮮戦争は「忘れられた戦争」と言われています。

 

第二次世界大戦が終わって、各国が和平ムードと戦後復興に浸っていた1950年、朝鮮戦争は起きました。

 

2年半の戦争で、朝鮮半島のすべてが戦場になり、一般市民だけで300~400万人の犠牲者が出るという、凄惨極まる最悪の戦争だったのです。

 

それから70年経って、やっと終戦への一歩を迎えた…。

 

だからこそ「歴史的会談」なんです。

 

韓国、北朝鮮、アメリカ、中国には、朝鮮戦争戦没者の家族が今も大勢いるはずです。その方たちにとって、今回の会談が、どれだけ大きな意味があるか、想像できると思います。

 

そんな場面で

 

「拉致問題は?」

「拉致問題は?」

「拉致問題は?」

 

と繰り返す、日本マスコミと、違和感を持たない日本国民。

 

… 日本はいつから、こんなに浅ましくなったのか…。

 

そう思わざるを得ないのです。

 

 

<おわり>