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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。

(産経新聞 4月21日)

熊本地震の現地対策本部長が交代

… ん? おにぎりがどうの、こうの、っていう話・・?

政府は20日、熊本地震の現地対策本部長を松本文明・内閣府副大臣から、酒井庸行・内閣府政務官に交代すると発表した。朝日新聞 4月20日

「体力的な問題」「交代は予定通り」と説明する政府、しかし、現地での実態は随分と違うようだ。

政府現地本部長交代 暴言続き地元がNO、事実上の更迭

 一方、政府関係者は西日本新聞の取材に「(松本氏は)県との連携がうまくいっていなかった」と認めた。別の関係者も、松本氏が本部長を続ければ「政権に大打撃となる。早め早めに手を打った」と話した。

 関係者によると、松本氏は食事におにぎりが配られたときに「こんな食事じゃ戦はできない」と不満を口にした。避難所への支援物資配布を巡って「物資は十分に持ってきている。被災者に行き届かないのは、あんたらの責任だ。政府に文句は言うな」と、地元の自治体職員に声を荒らげたこともあったという。

 県や被災自治体は「松本氏が震災対応の邪魔になっている」と不信感を募らせていた。松本氏は政権幹部に電話で「怒鳴ってしまいました」と謝ったという。
(西日本新聞 4月21日)

どうやら被災地で怒鳴りまくっていたようだ。

こうした実態は東京にはまったく伝わってこない。それどころか、「対策本部長交代」という表向きのニュースでさえ、テレビでは皆無なのだ。(追記 その後報道がありました)



■ 「現地対策」の失敗

もうひとつ懸念している事がある。

安倍政権になってからというもの、県知事や市長村長など、被災した地元の首長のコメントが全く出てこなくなった。これは異常な状態だ。

その原因は、こうした「対策本部長」と名乗る人物が、国の予算と引き換えに、地元の首長に圧力をかけ、自民党にマイナスになるような「余計な事」を言わせない、そんな「対策本部長」なのではないだろうか。

今回、松本文明は屋内退避の件で熊本県知事の発言を許してしまった。

安倍晋三にすれば、これは「現地対策」の失敗。地元の首長のコメントを封じ込める事ができなかった、そういう失敗だ。

それゆえの更迭なのかもしれない。



<おわり>