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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。



こんにちは、ボーンズ88です。

今日は熊本大地震の話を続けようかと思ったのですが、プリンスの訃報があって、まったくその気になれません。安倍晋三のクソみたいな対応を報じないマスコミ、書くべきことはまだまだあるのにね。

で、プリンスの事を…、と思っても、ご存知の通り、プリンスの曲は著作権が厳しくて、動画がほとんどありません…。

…と、思っていたら、今日いくつもの動画がUPされてました。

有名な曲ばっかりだけど、それでも消えちゃう前に…。



まずはこれ。音はイマイチだけど全画面で、Let's Go~!

Let's Go Crazy / Prince & the Revolution 1885 Live

ロックショーはオープニングがすべて。

ライトアップされた瞬間の、ブチ切れ感がハンパない。一瞬にして、すべてもっていっちゃう、この才能、ロックショーにセットなんて必要ないんだよね。1985年の「パープルレイン・ツアー」、見てみたかったな…、と、つくづく思う。



で、次はこれ。大音量で!


1999 / Prince & the Revolution  1982

… この人たちは、何?

80年代初頭、MTVの隆盛期には、それまで知らなかった新しい音楽が大量に聴けるようになった。僕にとって、プリンスもそんな音楽のひとつ、僕が知っているロックの世界とは違う、なんか変わった人たちだった。

それでも、この「1999」や「Little Red Corvette」が不思議に印象に残っていて、これが「なにか今までとは違うモノ」っていう、そんな感じがしてたんだよね。

たまたま見たYahoo! MUSICの記事にこんな一節があった。

Prince was a self-taught guitarist, and he claimed not to read music or know music theory ~

「独学のギタリスト、プリンスは、音楽を読んだり、理論を学んだりする必要はないと言っていた~」

… そうだよなぁ。

ギターが適当に弾けるようになったら、誰かのコピーをしたり、それっぽいフレーズをマスターしたりしても、そこから音楽的に得られるものは、何もない。僕は今でもそう思っている。



さて、次は何といってもこれ、「KISS」。

この曲の楽しさは、実際に声を出して歌ってみないとわからない。音程は関係なしに、英語の歌詞のリズム感を体感すると、プリンスの天才ぶりが実によくわかる。

例えば、こんな感じ。(笑)




では、いってみましょう~、もちろん大音量で!

KISS / Prince & the Revolution  1986

You don't have to be beautiful
To turn me on
I just need your body baby
From dusk till dawn
You don't need experience
To turn me out
You just leave it all up to me
I'm gonna show you what it's all about

You don't have to be rich to be my girl
You don't have to be cool to rule my world
Ain't no particular sign I'm more compatible with
I just want your extra time and your xxxxx Kiss!

You got to not talk dirty, baby
If you want to impress me
You can't be to flirty, mama
I know how to undress me, yeah
I want to be your fantasy
Maybe you could be mine
You just leave it all up to me
We could have a good time

Don't have to be rich to be my girl
Don't have to be cool to rule my world
Ain't no particular sign I'm more compatible with
I just want your extra time and your xxxxx Kiss!

I think I want to dance,
Little girl Wendy's parade 

Women not girls rule my world
I said they rule my world
Act your age, mama (not your shoe size)
Not your shoe size, maybe we could do the twirl
You don't have to watch Dynasty
To have an attitude
You just leave it all up to me
My love will be your food, Yeah

You don't have to be rich to be my girl
You don't have to be cool to rule my world
Ain't no particular sign I'm more compatible with
I just want your extra time and your xxxxx Kiss

どうだったかな…?(笑)



… 追悼の曲は、やっぱりこれだろう。

そう思っていたら、同じことを考えている人がいて、素敵なライブ動画をUPしてくれていた。

僕が最も好きな曲、もちろんスタジオ版もいいけれど、みんなで合唱しているライブ動画、追悼気分で胸がいっぱいになる。


Sometimes it snows in April / Prince 2010 Live

Sometimes it snows in April
Sometimes I feel so bad, so bad
Sometimes I wish life was never ending,
And all good things they say, never last

時々、4月に雪が降ることもある
時々、とてもイヤな気分になるよ
時々、人生が終わらなければいいと思う
そして、いい事なんて、長くは続かないんだ

架空の主人公トレイシーの死を追憶する不思議な曲、「Sometimes it snows in April」。

… 4月だったんだ・・。


相次ぐスーパースターの死に抱える欠落感。

でも、別に知り合いっていうワケでもない。ライブは昔見たっきりだし、音楽は聴けるし、動画も見れる。僕の日常に何ひとつ変化はないはず。

じゃ、この欠落感はなんだろう…。

それはきっと、「時間の終わり」ではないだろうか。

あの時代の狂熱は、もう戻ってこない…。

僕たちはその事を分かっていながら、連続する時間の中で、あいまいに過去とつながっている。

スーパースターの死は、連続する時間を断ち切り、あいまいさを一気に吹き飛ばして、戻らないものが、もう戻らないんだということ、過去が過去だということを確定してしまう。

僕の時間の一部が、終わりを迎える…

そういう欠落感なのだと思う。



<おわり>