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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。


(ANNnewsCH 4月16日)

「今回の地震が本震と考えられる」

… なんだ、それ?

16日のこの発表を聞いて、疑問に思った方も多いのではないか?

気象庁は同じミスを繰り返したうえに、ウソをついて必死に事態をごまかそうとしている。これは一体、どういうことなのか…。


■ それは「余震」なのか…?

1回目の地震が発生した14日、午後11時の気象庁の会見。



● 防災上の留意事項
この地震による津波の心配はありません。揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがありますので、今後の余震活動や降雨の状況に十分注意してください。

気象庁は14日午後11時の時点で、最初に発生した大地震が本震だと決めつけ、「今後の余震活動に注意」と発表してしまった。

さらに15日の午後3時…。

今後の余震活動について、ところによって震度6弱以上の揺れとなる余震が発生する可能性は、4月15日16時から3日間で20%、震度5強以上となる可能性は40%です。

「震度6強の余震が20%」、この発表は報道され、多くの人が「後は、余震だろう」と思ったのではないか。珍しく、早々と決めた安倍晋三の熊本訪問も、こうした予測によるものだ。

ところが、その夜に壊滅的な被害をもたらす「本震」が発生する。

これは明らかに、気象庁の致命的なミスだ。


■ 熊本地震は特殊なケース?

マズいと思った気象庁は、マスコミを使って、「熊本地震は特殊なケース」だと、ウソをつきはじめた。

まるで「大津波は想定外」と逃げた、あの会社のようだ。

そのプロパガンダが、これ。

(産経新聞 4月18日)

テレビでも大きく報道されたこのグラフ。覚えている人も多いはずだ。

「やっぱり、熊本地震って特殊なんだね~。」


このグラフの動きを見れば、誰でもそう思ってしまうだろう。これこそ、まさに「官僚マジック」、テレビ、新聞で一斉に流す情報は、注意が必要なのだ。

まず右下、「※気象庁による」って書いてあるよね。

これは気象庁がデータ(数字)を出して、マスコミ各社に説明(レク)をして、こういうグラフを作って報道するように仕向けたもの。

次に、地震の名称を見てみよう。

「新潟県 中越地震」「岩手・宮城 内陸地震」「阪神大震災」「福岡県 西方沖地震」「鳥取県 西部地震」「鹿児島県 薩摩地方の地震」…。

なんか、忘れてない…?

「あ~、東日本大震災がない~!!」

産経新聞のグラフは一応「内陸地震」と題しているが、他社では「主な地震」としか書いてないものもある。「国民はグラフの動きにダマされて、細かいところは見ていない」事を知り尽くした、官僚マジックなのだ。

ちなみに、これは「M3.5以上の地震が発生した回数の積算」なので、内陸と海洋の地震を分ける必要はまったくない。

つまり、気象庁は東日本大震災を外したかったのだ。



■ なぜ気象庁は、東日本大震災を外したのか…?

(NHKニュース 2011年3月9日)

2011年3月9日、三陸沖でM7.2の地震が発生した。

(Tenki.jpより)

この時の報道用資料

● 防災上の留意事項
津波注意報を発表している沿岸については、十分注意してください。揺れの強かった地域では、余震による揺れに引き続き注意してください。

では、その「余震」はどうだったのか…?

3月9日、M7.4の地震が発生してから、3月11日14:00までに、震度1以上の地震が46回(最大震度4)が発生している。

(気象庁HPより)

震源地も東西南北、50km以上の範囲で移動しているのが分かる。

この直後に、東日本大震災が起きたのだ。

これ、熊本大地震に似てると思わない…?

「デカい前震 ⇒ その余震 ⇒ さらにデカい本震 ⇒ 余震」


このパターンだと、熊本大地震と同じ形のグラフになる。

何としても「熊本地震は特殊なケース」にしたい気象庁は、「内陸地震」だけを取り上げて、東日本大震災をあえて外したのだ。


そう言えば、あんな事を書いたっけ。2011年3月9日から11日に。

これは2chの書き込みをピックアップした「まとめサイト」、今読んでみると、メチャメチャ興味深い。



■ ミスを繰り返した気象庁

「いきなりデカい本震 ⇒ 余震 ⇒ 収束」

それまでの地震パターンは、東日本大震災の時、すでに崩れていた。何が本震で、何が余震なのかは、一連の地震が終わるまで判定できないのだ。

気象庁は東日本大震災の時のミスをスルーしたのか…?

なぜ今回、14日の地震の後、カンタンに「余震に注意しましょう」なんていう発表をしたのか、まったく理解ができない。

気象庁は致命的なミスを繰り返したのだ。


産経新聞に興味深い記事があった。

 熊本市南区で被災した無職、松野峰博(みねひろ)さん(67)は前震の後、1度帰宅した。「余震が小康状態でもういいだろうと思った」と振り返る。

 被災地では松野さんのように14日夜に避難後、15日に帰宅した人が多い。避難所となった屋内水泳施設「アクアドームくまもと」(熊本市南区)によると、15日朝には約1千人が避難していたが、同日夜には10人程度に減ったという。

 熊本県益城(ましき)町の自宅で死亡した河添由実さん(28)も14日の地震で避難したが、その後帰宅。16日未明の本震で崩れた家屋の下敷きとなった。「帰宅したため、けがをした人も多いだろう」と県関係者は話す。


一発目にどんなにデカい地震が来ても、その後に、もっとデカい地震がくるっていう事を、僕たちは頭に叩き込んでおかないといけない。

気象庁 「余震は20%ですよ~」
安倍晋三 「みなさん、屋内退避しましょう~」

こんな言葉を信じてたら、この先、生きてはいけないだろう。

気象庁は「マジメなお天気オジサン」なんかじゃない。

自分たちの保身のために、テレビを利用して平気でウソをつき、国民の生命を危険にさらしても、何とも思わないクズ官僚の集まりだ。


<おわり>