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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。


(時事ドットコム 4月23日)

「北海道の皆さん、見てますか?」


… カメラ目線がハンパない。(笑)

これは4月23日、安倍晋三が被災地を訪問した時の画像。この1枚に、この男の本性がよく表れている。

被災地でのわざとらしい行動の数々に、ツイッターでは「#アピール安倍」のハッシュタグで、多くの画像が拡散した。

(共同通信 4月22日)

「アピール安倍」の語源はここから。

本来は「政府の姿勢を被災者にアピールする」という記事、でも、これは誰もが「安倍晋三のいい所を北海道にアピールする」としか思わないだろう。

そして、それが正解なのだ。


■ 北海道5区の補欠選挙

(日刊ゲンダイ 4月21日)

安倍晋三の震災対応は、北海道5区の補欠選挙と密接にリンクしている。

地震が発生する前、安倍晋三は選挙前の17日(日)に北海道入りするかどうか、決めかねていた。「負けそうな選挙区にはいかない」、それがこの男の方針、しかし、情勢は接戦で判断がつかなかったからだ。

そして14日に地震が発生、安倍晋三は16日の熊本訪問を発表する。

これ、ちょっと早すぎると思わない…?




リテラに興味深い記事がある。なんと自民党は、16日の北海道新聞朝刊に、紙面1/3の巨大広告を出していたのだ。

そこには「未来に責任 明日17日(日)、安倍晋三総裁を迎えて」というコピーとともに、こんな文言が囲みで挿入されていたのだ。

〈この度熊本地震で被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。自民党では九州地方地震対策本部を設置し、救援活動に全力を挙げるとともに、政府や関係機関と連携して被災地の一日も早い復興に向けて迅速な対応を進めます。〉


つまり、安倍晋三は16日に熊本で「アピール」し、その日に北海道で巨大広告を出して、翌17日に北海道で選挙演説をぶちかまそう、と考えていたというワケだ。激甚災害指定も、熊本で表明するつもりだったのだろう。

これこそ災害救助の政治利用、ゲスすぎる。

それも、16日の朝刊に広告を出したということは、その前日の15日、苦しむ被災地そっちのけで、こんな計画を練っていたというのだから、もう開いた口が塞がらない。酷い話だ。

(日テレ24 4月23日)


ところが16日未明、震度7の「本震」が発生。安倍晋三の「アピール計画」は中止、選挙前日の23日にようやく熊本訪問となった。

それでも、どうしても災害救助を政治利用したいこの男は、「激甚災害指定の表明」を23日の熊本まで引っ張った。そこまでやるか?

被災者に声をかけるこの姿が、どれだけ「#アピール安倍」なのか、わざとらしいにも程がある。

(日テレ24 4月23日)

ちなみに「激甚災外指定の表明」は、首相の判断で行える。

熊本大地震は「#アピール安倍」のおかげで、なんと8日後になってしまったが、東日本大震災は2日後、安倍晋三の地元、山口県の豪雨災害の時も4日後だった。

今回、遅れている事について、河野太郎は「激甚災害指定には、自治体からの数字が必要~」と言っているが、これはゴマカシ。数字が必要なのは「激甚災害指定の閣議決定」で、これは過去にも時間がかかっている。


(首相官邸HPより 2,004年10月26日)


これは新潟県中越地震の被災地を訪問した小泉純一郎。

もちろん小泉政権には問題もあるが、この訪問は、被災者の励みになったのではないだろうか、そんな感じがする。

安倍晋三の写真とは、空気感が違うと思わない…?


(ANNnewsCH 4月23日)

<おわり>