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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。


(西日本新聞 4月28日)


今回の熊本大地震で、南阿蘇鉄道 高森線が壊滅被害受けていることが判明した。報道を見てみよう。

南阿蘇鉄道が危機 全線復旧に1年以上、費用数十億円

熊本県の南阿蘇村と高森町を結ぶローカル線、南阿蘇鉄道(立野-高森、17.7キロ)が熊本地震の深刻な被害を受け、全線運休している。土砂崩れで線路が寸断され、トンネルの亀裂や線路のゆがみなどが多数発生。全線復旧には最短でも1年以上、工事費用30億~50億円がかかる見通しだ。
(西日本新聞 4月28日)

社員13人、年間の鉄道収入が1億円の小さなローカル線、まだ被害の全貌もつかめず、運行再開のめどは立っていないという。

僕も南阿蘇鉄道には一度乗った事がある。車窓から見る阿蘇の風景がサイコーに素晴らしかっただけに、何とも残念でならない。


そこで、ふと思う…。

… なぜ、今頃、報道されるの・・?

で、ちょっと調べてみた。


新聞報道を辿ると、南阿蘇鉄道は、最初の地震のあった日の翌日15日に「運転見合わせ」、そして「本震」のあった16日から「長期運休」になっている。

被害状況が明らかにされたのは20日、政府と熊本県による災害対策会議の報告書だ。その記述はこんな感じ。

南阿蘇鉄道。土砂崩れの規模がかなりのもの。トンネル内部にもかなりの亀裂がある。第一白川橋梁も流されていないが、隆起したりしており、安全性耐久性がネックとなる。しかしながら復旧が済み次第部分運行する。徴用-立野の被害が大きいトンネルの復旧に向け全力を注ぐ。

この記述、県の交通政策課の報告らしいが、被害の実態を正確に表しているとは思えない。被害は始発駅に近い場所で起きている、「部分運行」にどれだけの意味があるのだろう?

これ、どことなく矮小化の匂いがしないか?

「しかしながら~」以降の部分は、書き足されたのでは?

何か、圧力のようなものを感じないだろうか?



4月25日になって、南阿蘇鉄道がHP上で「復旧義援金の口座開設」を通知、その時に、トップ画像の被害写真が公開された。

それを受けてだろうか、4月27日読売新聞が報道を始める。

南阿蘇鉄道打撃深刻 線路250メートル流失


(読売新聞 4月27日)

さらに同日の熊本日日新聞。

全線復旧に1年以上 南阿蘇鉄道

(熊本日日新聞 4月27日)

よく考えて欲しい。

いくらローカル線とはいえ、地元にとっては重要な交通機関だ。

これだけの被害が出ているにもかかわらず、写真付きで報道されたのが11日後だなんて、何かがオカシイと思わないか?

で、今朝になってようやくNHKがニュースを出した…

(NHKニュース 4月29日)

… 写真も映像もナシかよ・・。

あれだけヘリを飛ばしているNHK、空撮の写真や映像がひとつもないわけないだろう、何がしかの圧力がかかっていることは、容易に想像がつく。



「高速道路が開通~!!」
「新幹線が復旧~~!!」

今回の熊本大地震、東京に流れてくるニュースは「イイ話」ばかり。新幹線が復旧した時、NHKはテレビで速報まで出したようだ。

政府もマスコミも、戦前回帰を始めたのか…。


<おわり>