小松菜炒めを食べながら。 | 追憶の骨 (bones)

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音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。

 

 

こんにちは、ボーンズ88です。

 

今回はトップ画像ナシでいきたいと思います。

 

 

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ここ数年、僕はできるだけ自炊するよう心がけている。

 

内容的には「これが自炊?」という日もあるけれど、それでも、なるべく家でご飯を炊いて食べている。

 

今日も、小松菜と油揚げ、しめじを炒めて、ちょっと醤油をかけただけの小松菜炒めを作って食べた。

 

「自分で作ったわりには…」バイアスのおかげで、僕の自炊は、ほぼ毎日、「小さな成功」を収めている。(笑)

 

この「小さな成功」は、とても重要だ。

 

 

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先日、川崎で無差別殺人事件が起きた。

 

何とも言いようのない悲惨な事件で、被害者や家族、関係者の心痛はどれだけのものか…、僕には表現できる言葉がない。

 

アメリカの銃乱射事件ほど頻繁ではないけれど、この日本でも、何年かに一度、凄惨な無差別殺人事件がおきている。

 

これらの犯人を「孤独な狂人」として排除してしまうこともできるだろう。でも、それで事は済むのだろうか?

 

犯罪には必ず「背景(バックグランド)」と「きっかけ(トリガー)」がある。それを、きちんと知る必要があるのではないか…、と僕は思っている。

 

ところが、日本では、そうもいかないようだ。

 

 

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川崎の事件が起きた当初、犯人は「51歳の男」としか報道されなかった。被害者の氏名は発表されているにもかかわらず、だ。

 

これは、明らかにオカシイ。

 

「51歳」ということが判っていて、名前が分からないなんて、どう考えても有り得ない。地元の警察が、以前の日本のようにキチンと機能していれば、こんなことは起こらない。

 

情報が、警察中央によって統制されている可能性がある。

 

犯人の名前を明らかにする前に、警察中央の組織が、あらかたの調査を済ませ、犯罪の背景やトリガーについて、なにか自分たちに都合の良いストーリーを組み立てて、事件を利用するためではないか…。

 

そんな感じがする。

 

今後、警察中央の組織が、NHKを使って「狂気の犯人像」を垂れ流し、国民の間に恐怖を煽り、相互不信を増大させるつもりなのでは…。

 

もちろん、これは僕の推測に過ぎないが。

 

 

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ここ数か月の僕は、本当にイヤな気分を抱えている。

 

その元凶はふたつ。

 

ひとつは、ようやく収まりつつある「令和バンザ~イ!」騒動。そして、もうひとつは「交通事故で子供が犠牲になった」騒動だ。

 

「え~、事故で小さい子が犠牲になって可哀想じゃん??」

 

もちろん、その通りだ。

 

だが、これは「過剰報道」なのだ。

 

そして、この「過剰報道」が、川崎の無差別殺人につながったのではないか…、と言う疑問を、僕は持っている。

 

次回に、この話を書きたい。

 

 

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今日作った小松菜炒めは、自分で言うのもヘンだけど、なかなか上出来だった。

 

小松菜の炒め具合や、油と醤油のバランスが絶妙で、小松菜をかんだ時のジューシーな味わいを堪能することができた。

 

もちろんこれは「自分で作ったわりには…」バイアスのおかげだ。でも、それでイイのだと僕は思う。

 

僕らの日常は、こんな「小さな成功」で成り立っている。

 

こんな「小さな成功」の積み重ねが、僕たちを、絶望の淵から遠ざけてくれるのだ。

 

「51歳の男」の人生に、どれだけ、この「小さな成功」があったんだろう…。

 

小松菜炒めを食べながら、そんなことを考えていた。

 

 

 

<おわり>