(ANN 4月30日)
こんにちは、ボーンズ88です。
このところ、体調は悪くない感じなのに、どーも、ブログが進まない…。う~ん。
「なにか音楽の記事を書こう~」と、ネタを考え、いざPCに向かっても、なんだか気が進まない。
その理由は「改元」にある。
「令和バンザ~イ!」
「天皇陛下バンザ~イ!」
「日本バンザ~イ!」
そんなムードに気が滅入っているのだ。
今回の「改元」については、???なことがいくつもある。
その中でも、みなさんに忘れてほしくない1点に絞って、今日の記事を書いてみたい。
§§§
前回の改元「昭和 → 平成」は、昭和天皇が崩御された直後に行われた。今の「お祭りムード」とは程遠い地味な発表だった。
改元から後、しばらくの間は、コンサートや市の催し物、町内会のお祭りまで、自粛、自粛のオンパレードだったのを、覚えている方も多いだろう。
「令和バンザ~イ!」
「10連休バンザ~イ!」
こうして国民(一部)が浮かれていられるのは、今の天皇陛下が生前退位を希望されたからだ。
(2016年8月6日)
「天皇が健康を損ない、深刻な状況に立ち至った場合、これまでにもみられたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。」
この天皇陛下の「お気持ち表明」が、どれだけ意義のあることなのか、考えているヤツがいるだろうか?
テレビは連日「平成最後の~」「平成にはこんなことが~」みたいなクソ番組を垂れ流しているけど、天皇陛下の「お気持ち表明」の映像は一切流さない。
日本マスコミ、特にNHKが、どれだけ天皇陛下の意向をスルーしているか、よくわかると思う。
§§§
そして…
安倍晋三が天皇陛下の生前退位を潰そうとしたことを、みなさんは忘れてはいないだろうか?
天皇陛下の「お気持ち表明」のあと、安倍晋三は6名のオトモダチによる有識者会議を発足させ、そこで16名の専門家から意見をヒアリングした。
その16名の専門家のうち半数が、クズジャップ日本会議に関連するクソどもだった。
(ANN 2016年11月15日)
僕は覚えている。
この時、テレビ報道は「生前退位はいかがなものか…」的な話を繰り返し、世論を「退位反対」に誘導しようとしていた。
そこに突如、こんな報道が出る…。
(毎日新聞 2017年5月21日)
天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。
陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。 陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。
宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。(毎日新聞2017年5月21日)
宮内庁のリークなのか、この記事が出て、クソジャップどもは完全に沈黙、国会で「生前退位の三要件」が確立され、生前退位が確定した。
安倍晋三の「生前退位潰し」は完全に失敗した。
この経緯はとても重要なはずなのに、まともに報道した記事はまったくない。安倍晋三が怖くて書けないのだろう。
生前退位が避けられなくなった安倍晋三は、10連休を決定、マスコミに「令和フィーバー」を演出させ、自分の人気取りに最大限政治利用した。
それが今回の「改元」の真の姿だろう。
§§§
重要なことを何も報道しない日本マスコミは、本当に腐りきっている。これは、ある意味、安倍晋三よりタチの悪い問題だ。
しかし…、
「なぜ、今、改元なのか…??」
少し考えれば、その原点が、天皇陛下の「お気持ち表明」にあったことに、誰もがたどり着くのでないだろうか?
元々は、国民生活への影響を考えた「生前退位」、それが安倍晋三に政治利用されてしまった…。
天皇陛下の心中はいかに?
明日、新天皇が誕生する。皇居前では「天皇陛下バンザ~イ!」を叫ぶ低能ジャップが大量に現れるんだろうか…?
とてもじゃないが、
今回の「改元」を素直に喜ぶ気にはなれない。
<おわり>