(朝日新聞社 6月18日)
こんにちは、ボーンズ88です。
今日は大阪北部地震について、もうひとつだけ、書いてみたいと思います。
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大阪府高槻市で水道管が破裂、大規模断水が発生しました。
この様子、大きく報道されたので、ご存知の方も多いかと思います。現在は、復旧工事も進んで、断水は解消されているようです。
市の職員の方、工事関係者の方には、本当にお疲れさまでしたと言ってあげたいです。
と・こ・ろ・で・・・
みなさんは水道事業が民営化されるかもしれない、という話をご存知でしょうか?
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「それ、どういうことなの…??」
今まで市や町に払っていた水道料を、これからは、○○株式会社に払うことになります。
これはコンセッション方式と言って、水道設備(浄水場や水道管など)は市町村の所有のまま、民間の会社が運営する、という方法のようです。
「なんか、ちょっと心配だよね…」
時間のある方は、ぜひ、この動画を見てください。水道事業民営化の「なにがヤバいのか」がよくわかります。
(参議院内閣委員会 2017年3月22日)
「水道代、値上がりするの…???」
… 間違いなく、するよね。
水道事業が市から民間の会社に替わると、設備の運転方法や詳細なデータも民間会社に移ります。これは簡単に、他の会社に変えることができません。
さらに水道事業は市町村にひとつだけです。なので、僕たちが「A社は高いから、B社に変えよう」ということもできません。
つまり独占事業なんです。
「水道料金は市町村の議会が決める」と政府は言ってますが、この民間会社が「これじゃ安くてできね~!」って言いだしたとき、どうしますか?
簡単に、他の会社に変えることはできないのです。
さらに、そう、予想つきますよね、その民間会社が、市町村の議員(自民党)に献金したり、市の職員が天下りしたりすれば、誰も値上げに反対なんてしないワケです。
まっ、自民党の目的はコレでしょうね。
水道事業の民営化は、1980年代から欧米の各都市で始まりました。が、料金の高騰や水質の悪化が問題となり、現在は「再公営化」、つまり、民営 → 公営に戻り始めています。
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民間の会社は、利益がないとやっていけません。大きな会社となれば、株主への配当が最優先になります。そのためには…
・ 水道料金の値上げ
・ 工事料金や購入部材の不当な値下げ
・ 職員の非正規化
これらが予想できますよね。
工事料金が下がれば、業者の責任感は薄れます。部材の値下げが横行すれば、メーカーも「行政様様」ではなくなります。
さらに現場を知る職員が非正規になれば、当然、モチベーションも下がります。
そんな状態で、大地震が来たら、どうなるのでしょう…??
今は、市の職員の方たちや工事業者が、自分の家族を放っぽらかしてでも、復旧対策をやってくれています。
それは市の責任であり、地元業者の責任だと、彼らが自負しているからです。
仮に、職員の給与が民間に比べて高いとか、工事料金や購入部材が割高だったとしても、その分、責任をもってやってくれる方たちがいることで、僕たちの安全が守られている…、そう思えば、決して高額ではないと、僕は思っています。
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日本は高齢化しています。
それは、僕たちが住んでいる街も同じこと。
水道管の老朽化は深刻で、今回、高槻市で破裂した水道管も、元々老朽化していたことが原因だそうです。
「オリンピックだ~!」
「大阪万博だ~!」
「カジノだ~!!」
そんなこと、やってる場合なんでしょうか…??
<おわり>


