みなとみらいから横浜へ | 追憶の骨 (bones)

追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。


こんにちは、ボーンズ88です。

今日はイベントがあって横浜に出かけました。

… 久しぶりに、行ってみようかな・・。

と、ふと思い立ち、関内からみなとみらい、そして横浜駅まで、のんびりと歩いてみました。

途中、スマートフォンで何枚か写真を撮ったのですが、今にも雨が降り出しそうなこの天気、、それも夕方とあって、せっかくの桜もこんな感じ、ま、撮影者にもよるんですが…。(笑)

なわけで、今日は珍しく写真ブログなのです。



関内から日本大通に出て、みなとみらい方面へ。

汽車道からワールドポーターズにかけて、たくさんの人が桜の休日を楽しんでいる。そのまま赤レンガへ…、というコースなのだろう。再開発された、かつての港湾地区。夜はライトアップされて、夜景の名所になっている。その昔、日が落ちると誰も近づかなかった、あの頃の光景を思い出す。

これは壁紙用の無料画像。もちろん僕じゃないです。(笑)

(「夜景壁紙.com」より)


人ごみの中を、若いカップルが楽しそうに通り抜けていく。あいにくの曇天だけど、デートコースには最適だ。

でも、ふと思う…。

… 彼らは、どこで「語る」のだろう…?

「ま、いっか」と軽くスルーして、僕はあの場所へ向かう。


あの場所とは、ここ。


横浜美術館だ。

夜の横浜美術館前は、かつて、横浜で一番好きな場所だった。

かつて…、そう、今では対面に素敵すぎるビルが建ってしまい、さらにここから横浜駅方面もすっかり開発されて、かつての光景は失われてしまった。

みなとみらいと言えば、まだランドマークとパシフィコぐらいしかなかった頃、夜の横浜美術館前は、なにか不思議な雰囲気の闇に包まれていた。

人の通ることのない闇に包まれた空間は、ちょっとした恐怖感と開放感でいっぱいだった。夜でも格納されなかった噴水には、当時見たこともない照明が灯っている。見上げると、ランドマークにアシストされた高い空が、周囲の暗さと相まって、ここが横浜だとは思えない無限の広さを映し出していた。

そこはまるで僕たちだけのワンダーランド、野毛町のオッサンだらけの居酒屋で飲んだ後、僕と彼女は時間を忘れて「語り」合っていた。

… あの時、いったい何を語ってたんだろう…?



みなとみらいはバブル崩壊で、一時期、開発事業が頓挫した。

そのおかげなのか、僕たちのワンダーランドはしばらくの間、その不思議な雰囲気を留めていたが、いつの頃からか開発事業は再開され、商業ビルが立ち並んでしまい、今ではきっと「定番スポット」にでもなっているのだろう。

それでも、僕はここが嫌いじゃない。

あの時、横浜美術館前に広がる不思議な闇は、僕と彼女が偶然見つけた、僕たちだけのワンダーランドだった。

ピカピカだったみなとみらいは、よく見ると、すっかりくすんで、ところどころタイルが剥がれ落ちていたりする。ここは、僕が年月を感じるには、ピッタリの場所なのかもしれない。



美術館を後にして、そのまま横浜駅方面に向かう。

計算通り整備された歩道、中央には水路が設置され、それに沿うようにデッキ風の枯れた板材が敷き詰められている。

天気が良かったら、気持ちの良い場所なのだろう。


この先、地下鉄駅の脇を通り、日産本社ビルを抜け、橋を渡れば横浜そごう、その先が横浜駅だ。

散策するにはいいルート…??

冗談じゃない。

横浜駅から赤レンガまで歩くなんてもったいない。

「じゃ、どう行けばいいの…?」

それは内緒。(笑)


<おわり>