対岸の火事 ⑥ | 追憶の骨 (bones)

追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。


こんにちは、ボーンズ88です。

シリアの情勢、まだまだ、どうなるかわかりませんね。

イギリスは議会の反対を受けて、軍事介入を断念しました。

そのベースには、今書いているイラク戦争があります。

音楽はこれで。


I'd love to change the world / Ten Years After 1971

 §


「でも国連の査察で、大量破壊兵器は見つからなかったんだよね?」

そうですね。『まだ、疑惑がのこる…、』、っていうところです。

「それじゃ、危機が迫っている…、とまでは言えないよね?」

そうなんです、このままじゃ、「先制的自衛権」は発動できません。

「じゃあ、どうして…??」

 §

アメリカは、自国独自の調査で、「証拠はある」、と主張しました。

アフガニスタンへの軍事介入で、協調行動を取ってきたNATO各国の

間でも、その証拠の信憑性について意見が分かれました。

「結局、どうなったの??」

イギリスは、アメリカの証拠を信じて軍事介入に参加しますが、

フランス、カナダ、ドイツは軍事介入を見送ります。

     

アメリカ、イギリスを中心とした連合国軍による軍事介入が始まって、

短期間のうちに首都バクダッドは陥落、イラクは占領下に入ります。

 §

ところが…。

占領下のイラク国内で、肝心の大量破壊兵器が発見されないのです。

「えええ~、だって証拠があるんじゃなかったの??」

その証拠はねつ造されたものだったことが発覚します。

結局、大量破壊兵器なんて、最初から存在しなかった。

「でも、もう、街は破壊されちゃったよ…。」

 §

その後、連合国軍はイラクの治安の維持、インフラの整備を目的として

「占領政策」を実施し、長期間、軍を駐留させます。

ところが市街戦の勃発、市民による武装蜂起、自爆テロ行為が相次ぎ

イラク、連合国軍双方に、多数の犠牲者を出す結果になりました。

2011年、オバマ大統領がイラク撤退を決めるまで続くのです。


につづく>