2012年11月10日からの続きです

ロンドン滞在、最後の土曜日
この日は朝早くにホストファミリー宅を出て
地下鉄でパディントンのホテルに行き、
それから観光する予定でした。

土日によく休む地下鉄District線も本日は運転。
これだと最寄駅から乗り換えなし、1本でパディントンまで行ける。
観光スケジュールもバッチリだったのですが
朝おきると雨…

「何も移動日に振らなくてもー」と思いつつ
ホストファミリーに挨拶をすませ
小雨の中、ゴロゴロとスーツケースを引いて駅に向かう。
そして列車に乗りこんだのですが…

$へたれ主婦やけど、色々やってみる!!

事件は、列車が「East Putney」駅を過ぎたテムズ川に架かる鉄橋にさしかかった時に起こりました。

列車が急にストップ~

っとココまではイギリスではよくある事。
乗客もさほど気にする様子はない。

しか~し、今回は、待てど暮らせど一向に列車が動かないーーーーー
待つこと数10分、車掌さんがやってきて
「列車は動かん、急ぐんだったら電車おりて線路を歩いて、橋を渡って、次の駅に行け」と…

マジか、スーツケース持ってるし、無理やん。

1人だけ女性が「行くわ」といって、
車掌さんに連れられて電車を降りていきました。
そして30分~40分くらいたった時、再び車掌さんがやってきて

「列車は動かん!何故かは分からん!!
 前の駅にもどるから、別の交通機関に乗り換えろ」


と、告げたのでした。

ヒョエエ~
こんな所で放り出されたら、迷子になるやん叫び!!!!


駅員さんを捕まえ
「私、パディントンに行きたいんやけど、どうするん?」ときくと
何やら早口で説明してくれるが、その英語がサッパリ聞き取れない!!!

(日本に帰ってからイギリス人の英語の先生にこの話をしたら
 「現地の(特に駅員さんの)英語は訛りもあるし容赦しないから、分かりにくいよねー」
 と笑ってました。)

別の駅員さんも捕まえ、何度も同じことを聞く。
逆切れ気味の駅員さんからの回答を総合すると…

徒歩で国鉄 Putney駅 やじるし 電車でWaterloo駅 やじるし 地下鉄Bakerloo線でパディントン駅 との事。

同じ電車から降ろされたはずの乗客達はとっくに何処かに行ってしまい、
独りタブレットで地図を確認。

雨のなかゴロゴロ(スーツケースが)10分くらい
知らない町中を歩き、なんとかPutney駅に到着。

しょぼい駅にはエレベーターもエスカレータも無く
やけくそでスーツケースをガンガン引いてホームへの階段を降りていると、
親切なアフリカ系イギリス人の爺ちゃんが、スーツケースを運んでくれました。

涙が出そうになるよ
爺ちゃん、ありがとうーーー

そこから国鉄に乗ってWaterloo駅についた時は、心底ホッとしました。
結局、ホームステイ先からホテルまで 通常30分で行けるところ、
3時間以上かかってしまいました。

恐るべし英国鉄道!!!

いやはや、飛行機に乗る日じゃなくって良かったよ~

足止め中にFacebookで現状を報告すると
「イギリスが君を帰したくないんだよー」なんて、暖かい励ましやら
「やっと本物のイギリスを体験できたね!!」という
これまた英国流の皮肉など、色々メッセージをいただきました。

今思えば、格好のネタになる良い経験でしたが
その時はマジで泣きそうでした。

やっと付いたホテルの部屋
$へたれ主婦やけど、色々やってみる!!
ここで しばし放心状態でした。

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