原発反対だけでは福島県は元に戻りません……。
先日の記事で書いた言葉。
想像して下さい。
大自然が広がる大地
花々が野菜が果物が四季折々楽しめる大地。
何百年も前から残る歴史的建造物が今でも連なる日本を代表する町。
日本を代表する最先端の街並みと技術力を世界に示す交通網に高層ビルに電波塔。
そして、住み慣れた家 住み慣れた土地 住み慣れた町 通い慣れた商店街 通い慣れた会社 そして子供達が通う学校 何十年も当たり前のように生活しているあなたの町。
突然 国からの命令で 今すぐ~三時間以内になるべく遠くに避難して下さい。
詳しい説明もなく いつ帰れるかも分からず 町から離れる。
振り返る時間など与えられずに 町から離れる。
残されたのは 全てが当たり前だった前記の財産。
そして家族同様のペットや家畜。
少なくとも2~3日中には戻れると疑いもなく避難した場所で 残してきた人生の財産に思いを馳せる。
早く戻りたいと思いを馳せる。
そして現実を知る事となる……。
戻る事が出来ない。
一歩たりとも立ち入る事が出来ない。
一週間
1カ月
3ヶ月
6ヶ月
始めに犠牲になったのはペットであり家畜。
そして荒れ果てていく住み慣れた大地。
家族の温もりも香りも消え失せ朽ち果てていく我が家。
1年を過ぎ
人生の財産は全て変わり果てる。
もしあなたがこの状況だったらどう思いますか?
花畑や野菜畑が背の竹まで伸びきった雑草で覆われたら。
歴史的建造物の周りには雑草が囲み 建物内はカビが生え 埃にまみれ 神々しさを失う。
無人化となった大都市はネズミとカラスの生息地となり ビル風と共に異臭が漂う町となるでしょう。
この映画のような風景が 今の福島県にはあります。
現実としてあります。
大都市や歴史の町が同じように放射能汚染で避難をしなくてはならないとしたら、1年も2年も無人の町にしたままにしますか?
福島県の復興なくして日本の未来は無い……みたいな発言をしたお偉いさんがいましたよね。
時間が止まったまま朽ち果て続けている福島県を 福島県民はいつまで待ち続ければいいのでしょうか?
避難はせず、生活を継続してもいいと言われた私達の地域。
他の県民が知ったら 恐れおののく放射能が当たり前のようにある中生活している私達。
何もしなければ40年以上は変わらない放射線量。
福島県の未来の保証も健康面の保証も明確に説明されないまま今も生活し続けている私達。
先日の記事で書いたように今も福島県で生活している大人も子供も、色々な思いをしながら福島県の為に覚悟を決めた県民だと思います。
原発事故から1年4ヵ月になろうとしている今、あなたがもし 今の福島県民と同じ立場だったとしたら
原発反対!と訴えるでしょうか?
今、福島県民が願う事は放射能で汚染された福島県を
うつくしま福島に
戻して欲しい。
そして自分の町に帰りたい。
それだけだと思います。
今は放射能汚染された瓦礫処理と福島県全土を除染する事。
それが何よりも願う事。
原発反対はもちろん間違っていません。
第2の福島県を作らない為には必要な事です。
ただ、分かって欲しいのは 原発反対!のデモだけでは福島県民は助からない、福島県は復興しないという事です。
昨日、福島県在住で私のブログファミリー 20歳の女性が書いた記事。
限定記事でしたが、福島県で住み続ける事はこういう現実を抱えているとストレートに伝わると思うので転載します。
一部抜粋
綺麗な夕焼け
いったいどこに放射線が飛んでるの?
見えないよ
》》》》》》》》》》》》
私 牛やクマやイノシシと同じ空気を吸っています。
竹の子と同じ土の上で生活してます。
私は肉片になったら何ベクレル
私は出荷停止にならないの?
「お嫁に行ってはいけない」」っていう出荷停止にならないの?
「福島から出てはいけない」っていう出荷停止にならないの?
「子供は産んでいけない」っていう出荷停止にならないの?
「内蔵提供してはいけない」っていう出荷停止にならないの?
「献血してはいけない」っていう出荷停止にならないの?
この若者や子供に今必要なのは何でしょうか……?
原発反対!だけで解決出来るでしょうか?
ティム。