小学3年生となった春

新しい担任の元 新しい小学校生活の生活の始まりだった。
今でも憶えている担任とのファーストコンタクト
30代の体育会系の男先生だった
幼稚園~小学2年までは 優しい女の先生だったので 初めての男の担任
変な緊張と期待を感じた。しかし この担任との出会いが今までの私を変身させる事となるのだ

見た目の私は けっしておぼっちゃま顔ではなく 身長もそこそこ大きく ひ弱な男子には見えなかったと思う。
そんな私を先生は運動音痴の文系男子だとは思わず 見た目だけで 陸上や水泳の特別クラブに入れてしまった

この時すでに学校の吹奏楽クラブに所属していたのだが...。結果は散々なものだった
走れば
転ぶ
女子よりも遅かった
水泳なんて とんでもない
水に顔を浸けるのがやっと
せめてもの救いは 水そのものに恐怖感がなかった事
ある日の算数の授業での出来事
黒板での出題をスラスラと先生が求めている計算式以外の方法で答えてしまい 先生を怒らせて
しまった
答えは合っててもダメだと...

【運動が出来ない時期 私の楽しみは教育テレビの小1~小6の算数と理科の番組が好きで高学年の内容も解る事は憶えてしまっていたのだ】
この日 母が学校に呼ばれた...
【現在なら考えられないが】内容としては...あまり勉強ばかりさせないで下さいとの事
もっと運動をすべきだと
母も負けずに反論
本人が自主的に興味があってやってる事を親は止めさせる理由はない
と
それに運動は事情があって今まで出来なかったのだからしょうがないだろうと
【先生は事情を知らなかったみたいだった】【おいおい引き継ぎ資料があるだろう...】【そんなのは当てにならない自分の目が正しいんだ
】テレビの主役になれそうな面白い先生だったと思う
それを期に 事情を知った先生は私にマンツーマンである事をした。
当時独身だった先生は学校近くのアパート暮らし。
『明日から朝6時に学校に来い
必ず来い
』根が素直
な私は 翌朝 時間通り学校へ向かった
約束通り先生はタバコをくわえながら待っていた

何をしたかって

ランニング~ウサギ跳び~腕立て~腹筋~背筋 等 時間の許す限り私の体力に合わせて基礎体力アップのトレーニングを毎日指導してくれたのだ。時には二日酔いでフラフラな時も毎日...途中からは夕方 縄跳びとジョギングの宿題も出されたな

学校にも生徒にも内緒 二人だけの秘密。
時には先生の汚いアパートで朝食を食べた事もあったな


この年の10月 奇跡
が起こる
10月といえば運動会シーズン
そ~です
出る種目 ほとんどが1~2位
特に50M走
同じグループには あの時のガキ大将グループのリーダー
学年No1の足の速さ

彼との対決が実現したのだ






結果は...私が勝ち
ゴールテープを切った


今でもハッキリあの爽快感を憶えてる
それを見て涙を流してた母の顔
そしてCOOLにニャっとして私を見つめた先生の顔
今までの自分から新しい自分に生まれ変わった瞬間だった



ドラマのようだけど本当の話。
今でもこの時の担任は先生を続けています
『ねえ~もんチャン先生
』お~っと校長先生だった

この後の私は別人のように音楽~陸上~水泳~【勉強は程々
】ちなみに陸上は幅跳びで市No1
水泳は平泳ぎ100mで市No2
文武両道 充実した小学校生活を送った。このまま中学生活も昇り調子で行くと思ってたが.....。
次回に続く