バイオテック社のセキュリティは強固だ。




ウカウカしてるヒマは無い。




ウチヤマはスパス12を取り出すと車を降りた。




エントランスのガラスを撃ち破ると、警備員を射殺した。






「24階だ」




ウチヤマの生体チップには、すべてのデータがインプットされている。






深夜のオフィス。暗く、誰もいない。





ウチヤマは手早くプラスチックと信管をセットすると、





「伏せろっ!」




と叫んだ。






気密室には大きな試験管に入った、人間の脳のようなモノがある。




「バッグに入れろ」




オグラに言うと、




「機動隊は来てないか?」




マリに訊いた。




「まだ大丈夫。でも時間はないわ」






ウチヤマは頷いた。






ビュイックに乗り込むと、走り出した。





「何処へ向かうの?」




マリが言った。





「ここから200マイル先に鉄工所がある。そこで決着をつける」





200マイルか・・・1時間40分位で着く。















続く。