ウチヤマは高速を使って那覇空港に向かっていた。



左を向くと青い海が見える。




オグラは元気してっかな?




太陽の光が強いと、どうしてこんなに激しい色彩が現れるのだろう。





空港で車を駐め、荷物を下ろした。





何かが変だ。




静かすぎる。




背中が冷たい。





右手で背中を触ってみた。そう、肝臓の辺り。




背中にサバイバル・ナイフが突き立てられ、しかもご丁寧にエグられていた。





右手に付いた大量の血液を見て、ウチヤマはなんだか納得していた。





ハイビスカスの向こうに青い空が・・・。






オグラと浜辺で拳銃を撃っていた。




アイツは目が悪いから、射撃は向いてない。





ふたり浜辺に座り込み、どこまでも青い海と青い空を見ていた。






ああ、思い出したぞ。





その時、約束したんだ。





どんなに離れても、同じ空を見ていよう、って。






悪りいな、オグラ。






約束、守れなかったぜ。