ご訪問ありがとうございます





すっかり寒くなってきて いつの間にやら 上着をもう一枚 羽織る日も 増えてきた今日この頃ですが みなさん 如何 お過ごしでしょうか?


私と言えば 相も変わらず ほぼ 一日中 野外作業で 仕事が終わって家に戻るや否や 寝落ちしてばかり ・・・・・


腰を落ち着けて お絵描きする余裕も なかなかないものの 先日 「せめてハロウィン絵を ・・・・・」 とも 思ったのですが やっぱり 間に合わず ・・・・・

































かなり 遅れて こんな感じで 纏まりました


エフェクトを入れて描いたのは 久し振りとはいえ (この雷撃も含めて 昔から 光/風/水/炎/爆風といったものすべて 苦手だったのですが) ここまで腕が鈍っているとは 思いもよらず ・・・・・


やはり 歳のせいもあって 「キレ」 がないのは 仕方がないのかな とも思いつつ それでも このちっちゃい ちっちゃい 見習い魔女っ娘の 「がんばり」 が 観て戴いた方に伝わってくれればよいなぁ と そこはかとなく思う今日この頃でもあります





話は変わって 歳を痛感し 日々過ごすなか


先日 久し振りに 私より年上の まだまだ 現役で頑張っている お絵描きさんの友人と 会って お話をしました


お互い 歳はとったものの 


お互い 皺と白髪は 増えたものの


お互い 変わっていないよね と


お互い 積もる話を 切々と


作業場に籠って 閉じかける瞼を 擦りながら睡魔と闘い ただひたすら 絵を描き続けた あの頃に 戻ったかのように 語り合いながら


食べて 呑んでの 楽しい時間を過ごし


最後は 中村雅俊さん/小椋佳さんの 「俺たちの旅」 ED曲 「ただ お前がいい」 さながら


また逢う約束も 特にせず じゃ またね と別れました


帰りの電車に乗って 家に帰りつくまでは なんともなかったのですが


お絵描きさんだった頃の 思い出や 宝物が いっぱい詰まった 「蒲生の部屋」 に入るなり


ぼろぼろ ぼろぼろ 涙が溢れ落ちて 溢れ落ちて





止まりませんでした





久し振りに 昔のことを 深く思い起こすことによって


疾うの昔に 人生の ターニングポイントを 過ぎているであろう 私のこころのなかに溜まった いろんなかたちの 「澱」 のようなものが


 少しだけ 瓶の底で ふわっと 動いたような感覚に とらわれました





・・・・・・





そんななかで 「蒲生の部屋」 で みつけた 一冊が












【書籍名】: 純潔のマリア (1)

【著者】: 石川雅之

【型番】:  ISBN978ー4ー06ー310622ー0

【発行】:  2010年 2月 5日 (初版第1刷発行)

【価格】: ¥ 533 (税別)

【発行所】: 株式会社 講談社

【再版状況】 絶版 (!? : 電子書籍あり)

(注 : ※画像は 私個人が購入/撮影したものを使っています。)





私のお気に入りの漫画家の一人 石川雅之 先生が 描かれた漫画です


農大を舞台にした 青春科学 (?) 漫画 「もやしもん」 の作者と 説明した方が 分かりやすいのかも しれません


「もやしもん」 は 連載終了から かなり時間が経っていますが 今もなお 根強い人気を持つ作品で なぜか 育ち盛りのお子さんを持った方が 取り上げ レビューを書かれることが多い漫画のように感じています





今回 取り上げた 「純潔のマリア」 は 中世を舞台に お節介やきの 元気な魔女が 使い魔とともに 絶大な魔力を使って 紙面狭しと活躍する お話なのですが


笑いあり 涙あり そして 少し傾倒した (?)  お色気あり(小さな子供さんと 一緒に読まれる あるいは 子供さんに観せる際は自己責任でお願い致します)  の 快作で


その 緻密な描画と シリアスとギャグの配分が 絶妙にマッチしていて 何度 読み返しても 面白いです



(人の作品の過度のネタバレや 内容のコピーの投稿は好きではないので 以下 簡単なレビューを少しだけ ・・・・・ )



同単行本中のエピソードのうち 第六話 「大天使ミカエル」 のエピソードは 天使 魔女 人間の立ち位置が 明確に示されており その卓越した描写の凄さも あいまって 



深い説得力で それを 読者に訴え ぐいぐいと 各キャラクターに感情移入させていくような そんな



「偏った正義」 (?) を振り翳す マリアを 反撃不能の 圧倒的な力と 反論不能の理路整然とした論理で 粛清するくだりは 自分の身の回りのことも含め



昨今の世情の いろんな出来事を顧みるにあたり とても 考えさせられる内容でした



「あちらを立てれば こちらが立たず」 というのでしょうか



・・・・・



上手く表現出来ないのですが ただ このエピソードを 読んで観て 感じたことは



人によって その 「正義」 「正論」 の 「定義」 は変わって然るべきものでもあることが 世の常なのかな ということでした



ただ そう思いつつも 何とはなしに



その 「正義」 「正論」 は 「集団」 が 「騙る」 「煽る」 ものではなくて



「個人」 「個人」 が 個々で 「語る」 「掲げる」 ものが 「集った団」 ことによって 「主張」 「成立」 するものであっても よいのでは ? と



そこはかとなく 考えさせられるきっかけを与えてくれた そんな作品だと思います



「もやしもん」 とは また少し異なったテイストの 石川雅之 先生の この作品


(「もやしもん」 を読まれていて) まだ 未読の方は 是非 ご覧になって観て戴きたい


そんな作品です





今回も あいもかわらず 纏まりのない 内容がないような 内容になってしまいましたが



「そんなことないよう」 と言って戴けるみなさんや


私の絵や記事を 本当に 気に入って戴いていたみなさんに 本当に 楽しんで戴けるよう



考えながら やっていきたいと思っておりますので また お立ち寄り戴ければ幸甚です (/´△`\)





それでは またの ご訪問





こころより お待ちしております