ステーブルコインUSDTの発行会社テザー(Tether)は、「アラメダ・リサーチ(Alameda Research)はUSDTの大きな発行者の1つであるが、アラメダ・リサーチの破綻はテザーにリスクをもたらすという意味ではない」と声明を出した。
アラメダ・リサーチのUSDTの発行方法は、まず米ドルをテザーに送金し、テザーが米ドルの入金を確認したら、USDTを発行するという流れである。準備金はテザーにあるため、アラメダ・リサーチのバランスシートには入っていない。
また、テザーはアラメダ・リサーチに対してUSDTやその他資金を貸し出しておらず、未払いのUSDT貸付もない。そして、テザーは準備金とその他資金を取引やレバレッジ投資に使っていない。
ソラナベースのUSDTにはリスクはなく、アラメダ・リサーチの破綻はUSDTの機能および発行に影響を与えることはない。一部の取引所がソラナベースのUSDTの出入金を一時停止している原因は、FTX/アラメダ・リサーチとソロナの関係性のためである。