ブロックチェーンゲーム「The Sandbox」の人気上昇に伴い、ゲーム内で利用可能なトークンSANDは過去7日間で82％の上昇を記録した。30日間で計測すると、上昇率は驚異の532％となっている。執筆時点でSANDの時価総額は7,780億円となっており、暗号通貨全体では34位にランクインしている。
The Sandboxは、イーサリアムのブロックチェーンを基盤として作成されたゲームプラットフォームである。プレイヤーはゲーム内のLAND（土地）を購入、レンタルすることができ、自分が所有しているLANDで、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができる。プレイヤーがゲーム内の様々なタスクを完了するより、お金（SAND）を稼ぐことができる。
一ヶ月間上昇を続けているSANDだが、8月と9月の価格はほぼ1米ドル以下の水準であった。9月末から1米ドルを突破し、一ヶ月間上昇は継続し、現在の7.43米ドルに達した。
SANDの高騰は、メタバース分野の人気と「Play to Earn」という新たなゲームカルチャーの注目度の高さに要因があると考えられる。また、近頃多くのゲーマーが参入していることも、SANDの価格を一時的に過去最高の8.29米ドルに押し上げた理由の一つと考えられる。
11月、The Sandboxの動き
11月はじめ、The Sandboxはソフトバンク（softbank）の「Vision Fund 2（ソフトバンク・ビジョン・ファンド2）」から約9,300万米ドル（約105億円）を調達した。資金は、ゲームからファッション、建築、バーチャルコンサートへと拡大するThe Sandboxのクリエイターズエコノミーの成長に投資されると考えられる。
*Softbank Vision Fund 2：ソフトバンクグループなどの出資により設立される予定のテクノロジー分野に特化した投資ファンド。
11月17日、The Sandboxは「The Sandbox Alpha」イベントの開催予定を発表した。
11/29から12/20まで開催されるメタバースの体験イベントである。毎日別の体験イベントが開催され、ユーザーは最大18種類のイベントに参加できる。同時に、The Sandboxは「Alpha Pass」を発行する。これはイベントのNFTパスであり、Alpha Passの所有者は、「The Sandbox Alpha」イベントのすべての体験をでき、それ以外でも、ゲーム内のPlay-to-Earnタスクを完了することで、限定のNFTを取得できる。
このイベント開催を告知した当日、SANDの価格は36%を上がった。
11月23日、The Sandboxは公式ツイッターで、アディダスオリジナルス（Adidas Originals）がサンドボックスメタバースに上陸したことを発表し、2社が連携して、サンドボックスメタバースを構築する予定だ。
SANDの成長は、The SandboxがPlay to Earnの分野で積極的に展開しており、なおかつ高い人気を誇るメタバースだからこそ実現できたものである。また、トークンの成長のためには、ゲームのプレイアビリティに加え、便利な決済システムなども必要も必要になってくる。
WikiBitの声明：
暗号通貨の価格変動が激しく、投資家は取引を行う前に自分の経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等、十分に理解する必要があります。
本記事の内容はWikiBitからの分析であり、投資参考ではありません。
投資家は本記事を参考し、投資することによる損失について、当社は一切責任を負いかねます。
当社が提供しているWikiBitは、暗号通貨取引所・トークンの信頼性に関する情報を収集・公開している第三者プラットフォームで、暗号通貨取引所・トークンの数は、全世界で１万社以上超えています。
「真相公開」のページでは、実際に詐欺に遭ってしまったトレーダーからの被害報告が日々投稿されています。また、WikiBitでは暗号通貨に関連するニュースや、相場情報までトレードに役立つ有益な情報を日々発信。
初めて暗号通貨（仮想通貨）取引所を利用する際は、入金前にWikiBitのアプリでライセンスの取得状況や評判を確認することを強く推奨しています。
https://www.wikibit.com/jp_ja/download.html
コンテンツは全て無料で閲覧できるので、ぜひ上記のリンクからWikibitアプリをダウンロードして、取引所の情報をチェックしてみてください。