店内に戻ると、櫻井先輩は、酔って、カウンターにうずくまっていた。
『先輩。大丈夫ですか?』
櫻井「あれ?りんちゃん?帰ったんじゃーないの?」
『帰りませんよ。電話かけていただけです』
くしゃって笑った顔は、犯罪級にかわいく、ますます惹かれちゃいそうになっていく
自分がいることに気づいた。
やばい。これ以上一緒にいると、本気で惚れてしまいそう・・・
櫻井「だっめだなー。俺。由希のこと、いまだに忘れられないのかな?
部長と一緒にいるのも平気だし、普通に会話もできるんだけど、
酒飲むと、なぜか、苦しくなるんだよね。
未練なんてないはずなんだけど、新しい恋もできないし」
そういいながら、やっぱりカウンターにうずくまった。
先輩。それって、未練があるって言っているのと一緒ですよ。
『もう、帰りましょう。先輩』
櫻井「う・・・・ん。」
店長にタクシーを呼んでもらった。
タクシーが来たので、何とか、店長と乗せた。
運転手「どちらまで?」
櫻井「××ま・・・で。」
『先輩。大丈夫ですか?』
櫻井「う・・・・・ん」
運転手「ちょっとお客さん、酔っていて怪しいので、一人では、こっちも嫌なんですけど」
仕方がなく、私も一緒に乗ることになった。