北陸電力が今年の夏の電力需要見通しを発表。今年の夏の電力需給は大変厳しい状況だとし、節電への協力をお願いしたいと発表した。

いったい、北陸電力は何が言いたいのか。

北陸電力の添付資料によれば、①今年の供給力は供給計画によると656万kw;で、最大電力予想は526万kw:、供給予備力は130万kwで供給予備率は24・7%あるとしていた。
それが、②志賀原発の1号機、2号機と日本源電敦賀2号機の停止で供給力が497万kw;へ落ちて、供給予備力がマイナス9万kwになるとしている。
だが、③火力・水力の補修で40万kwが確保できて8月は供給予備力が11万kwにはなるが予備率は2・2%しかなく、節電の協力をお願いしたいとしている。

これだけ、見せられたらなるほど、それは大変だ、節電せねばという話になる。
だが、この数字にはとんでもない大きなウソが入っている。

そもそも、北陸電力の発電能力は資源エネルギー庁の資料によれば、http://bit.ly/l2zBl5 統計表一覧の頁の平成22年の部分の発電所認可出力表)、北陸電力 の供給能力は805万kwもあるのだ。もちろん、ここには、日本原電からの供給電力は入っていない。志賀原発1,2号機の合計の出力 は174万kw。原発2基が動かなくても631万kw;の供給能力があるのだ。しかも、水力、火力の補修で40 万kw今年加わったというのだから頼もしきかぎりである。能力は671万kwまで増えたわけだ。

つまり、原発が動かなくても、北陸電力はこの夏151万kwの供給予備力があるのだ。予備率でいえばなんと28%に跳ね上がるのだ。余裕で他社に回すことも可能だ。

それなのに、久和進社長を本部長として「電力需給対策本部」を立ち上げて節電を協力するという。しかも、節電目標の数値は掲げずに、ひたすら節電の協力を 呼びかけるだけなのだ。この狙いは一体なになのか。地元経済を萎縮させてまでも不要な節電を求める。狙いは一つ「原発がなければ大変ですよ」の気分作りだ けだろう。

そもそも、北陸電力は原発を本当は頼りにしていなようなのだ。

ちなみに、今年の供給計画は2011年の3月30日に出されたもの。この時点で北陸電力の志賀原発は2基とも止まっている。1号機は2月28日に事故で部 品取り替えによる停止、2号機は奇しくもあの東日本大震災3月11日に定期検査に入っていたのだ。普通定期検査は3カ月程度だから夏には動くと想定してい たのだろう。だが、1号機は部品取り替えに至った事故で止まっていたのだ。いつ動くか知れたものではなかった話でもある。こんな頼りない原発に頼らなくて も北陸電力は十二分に大丈夫なように、火力、水力の能力を持っているのだ。ちなみに、北陸電力の原発無しの供給余力は9電力で最高の数値。一番、節電せず ともいい電力会社が「節電」を呼びかけるのはもはや「犯罪」でもある。

どなたか、株主代表訴訟でもどうですか。

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 関西電力が6月10日「15%の節電」要請を出したことに対して、橋下大阪府知事が、節電要請に協力できないと表明。また、節電目標の15%に関しても「根拠がまったく分からない。原発が必要という議論の土俵に載せようという意図を感じる」と批判したが、関電の15%節電の中身はそうしたデッチ上げの数字の上で操作されているようだ。
 関西電力の10日の発表の添付資料では、この夏の需給見通しについてなぜか、最大電力を、昨年の猛暑並の数字3138万kwとしているのだ。当初の予想は2956万kwなっているのだ。なんと、最大電力で既に200万kwが嵩上げされている。足らないぞ、足らないぞと最初から数字が操作されているのだ。
 さらに、供給力は当初3331万kw(資源エネルギー庁電力会社別需給バランス)と予定されていたのにこれも、節電要請時には3021万kwと低い方向へシフトしている。もっとも、これは、脱原発の世論の中で、定期点検の原発が再稼働しないことを含めると当然ではあるのだが。
 当初予定では美浜1号機、高浜1号機、大飯1号機の合計234・1万kwがこの夏、運転を再開していたことを見込んでいたはずだ。それに加えて、美浜3号機、大飯3号機の合わせて200kwがこの夏に向けて定期検査に入る。つまり、434万kwが当初予定より供給力が減るわけだ。その意味では、関電の供給力は(3331万kw-434万kw=)2897万kwと関電の数字よりも低くなる。あれっ!

だが、関電の隠し玉がここには含まれていない。メーカーなどの他社受電契約だ。資源エネルギー庁の資料によれば統計表一覧 の頁の平成22年の部分の2-(3)最大3日平均電力(一般電気事業者)、628万kwか購入可能となっている。これを当てはめると2897万kw+628万kw=3525万kw。で、なんと昨年並の猛暑がきても供給予備率は12%となってしまう。
 ともあれ、原発率が日本の電力会社の中で一番高い関西電力。今年の夏は全くの余裕で乗り切れるはずなのだ。
 橋下知事が見抜いたように、原発維持、推進の土俵にのせるためのヤラセ節電のようだ。東京電力が計画停電で、「原発がなければ生活できませんよ」と原発維持をアピールしたのと同じ発想なのだ。
 こうした勢力が、脱原発勢力に強圧的に立ちはだかり始めたのだ。それは電力会社だけでなく、原発推進・核燃料サイクルの中枢である経団連の政治的動きが如実に物語っている。

 

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先週末から福島原発事故において、海水注入の中断を菅首相が行ったとの報道が出回り呆然とさせられた。だが、官邸のその後の情報、各紙の取材の結果、全くの陰謀情報であることがクッキリとしてきた。
 まず、情報の発信源がなんとあの安倍晋三元首相であった。このことだけで、まず、情報が歪曲されているのではないかと疑うのがジャーナリストの役割だろう。自分の主義・思想のにおいてマスコミに圧力かけてたりした人だ。  
 まず、20日に配信されたという安倍氏のメール。安倍氏のパソコンサイトにはその情報が出ておらす、携帯メールのようだ。安倍ファンがそのメールを引用しているので、それを再引用させていただく。

http://bit.ly/lJjIBK
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福島第一原発問題で菅首相の唯一の英断と言われている「3月12日の海水注入の指示。」が、実は全くのでっち上げである事が明らかになりました。

複数の関係者の証言によると、事実は次の通りです。

12日19時04分に海水注入を開始。
同時に官邸に報告したところ、菅総理が「俺は聞いていない!」と激怒。
官邸から東電への電話で、19時25分海水注入を中断。
実務者、識者の説得で20時20分注入再会。

実際は、東電はマニュアル通り淡水が切れた後、海水を注入しようと考えており、実行した。
しかし、 やっと始まった海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです。

この事実を糊塗する為最初の注入を『試験注入』として、止めてしまった事をごまかし、そしてなんと海水注入を菅総理の英断とのウソを側近は新聞・テレビにばらまいたのです。

これが真実です。

菅総理は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべきです。

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+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+(2011.05.20[Fri] 19:03)

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 このメルマは5月20日19時3分に配信されたもののようだ。
 そして、このメルマを受けて、産経新聞のウェブが2011.5.21 00:42に下記のように報じた。

http://bit.ly/iuPfup
震災翌日の原子炉海水注入 首相の一言で1時間中断
2011.5.21 00:42
参院予算委員会での菅直人首相。首相の一言が被害を拡大させた可能性が出てきた=20日午後、国会・参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)

参院予算委員会での菅直人首相。首相の一言が被害を拡大させた可能性が出てきた=20日午後、国会・参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)

 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1号機に関し、3月12日に東電は原子炉への海水注入を開始したにもかかわらず菅直人首相が「聞いていない」と激怒したとの情報が入り、約1時間中断したことが20日、政界関係者らの話で分かった。

 最近になって1号機は12日午前には全炉心溶融(メルトダウン)していたとみられているが、首相の一言が被害を拡大させたとの見方が出ている。

 政府発表では3月12日午後6時、炉心冷却に向け真水に代え海水を注入するとの「首相指示」が出た。だが、政府筋によると原子力安全委員会の班目春樹委員長が首相に海水注入で再臨界が起きる可能性を指摘、いったん指示を見送った。

 ところが、東電は現場の判断で同7時4分に海水注入を始めた。これを聞いた首相が激怒したとの情報が入った。東電側は首相の意向を受けてから判断すべきだとして、同7時25分に海水注入を停止した。その後海水注入でも再臨界の問題がないことが分かった。同8時20分に再臨界を防ぐホウ酸を混ぜたうえでの注水が再開されたという。

 自民党の安倍晋三元首相は20日付のメールマガジンで「『海水注入の指示』は全くのでっち上げ」と指摘。「首相は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべき」と断じた。これに対し、枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制(けんせい)。首相周辺も「激怒はしていない。安全を確認しただけだ」と強調した。 

 さらには読売新聞のウェブも21日に次のように報じた。

http://bit.ly/m2cbhr
首相の意向で海水注入中断…震災翌日に55分間

 東京電力福島第一原子力発電所1号機で、東日本大震災直後に行われていた海水注入が、菅首相の意向により、約55分間にわたって中断されていたことが20日、分かった。

 海水を注入した場合に原子炉内で再臨界が起きるのではないかと首相が心配したことが理由だと政府関係者は説明している。

 臨界はウランの核分裂が次々に起きている状態。原子炉内での臨界には水が必要だが、1号機は大震災直後に制御棒が挿入され、水があっても臨界にはなりにくい状態だった。

 東電が16日に発表した資料によると、1号機の原子炉への海水注入は震災翌日の3月12日の午後7時4分に開始された。それ以前に注入していた淡水が足りなくなったため、東電が実施を決めた。

 複数の政府関係者によると、東電から淡水から海水への注入に切り替える方針について事前報告を受けた菅首相は、内閣府の原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長に「海水を注入した場合、再臨界の危険はないか」と質問した。班目氏が「あり得る」と返答したため、首相は同12日午後6時に原子力安全委と経済産業省原子力安全・保安院に対し、海水注入による再臨界の可能性について詳しく検討するよう指示。併せて福島第一原発から半径20キロ・メートルの住民に避難指示を出した。

 首相が海水注入について懸念を表明したことを踏まえ、東電は海水注入から約20分後の午後7時25分にいったん注入を中止。その後、原子力安全委から同40分に「海水注入による再臨界の心配はない」と首相へ報告があったため、首相は同55分に海江田経済産業相に対し海水注入を指示。海江田氏の指示を受けた東電は午後8時20分に注入を再開した。その結果、海水注入は約55分間、中断されたという。
(2011年5月21日08時11分 読売新聞)  

 さらに、TBSもニュースで流した。

これらのニュースが一人歩きし、ネット右翼や自民党支持者たちが騒いだのは至極当然たろう。

たが、その後の毎日新聞や朝日新聞、政府の訂正情報をみると、官邸に詰めていた東電の武重一郎元副社長が勝手に中断指令を出したのが事実のようだ。

そして、なんと22日になって安倍晋三は下記のような事実上の訂正メルマを出していた。あまりにもお粗末だろう。

http://bit.ly/lplfZH
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『真実は一つです。』
3月12日20時20分の海水注入は菅首相の英断ではなかった。
この点については既に官邸はウソをついていたことを事実上認めています。

しかし19時25分の海水注入中断については、班目原子力安全委員長が再臨界の危険性を指摘し、
その意見に従い東電が勝手に中断したと昨日政府は発表しました。
皆さん! 嘘は長持ちしません。

その日の夕刻、班目委員長は報道機関の取材に対して、
「専門家としてそんな発言するわけがない」と官邸の発表を全否定しました。
班目委員長は「水を入れる事による再臨界の可能性は無いわけではないが、すでに淡水を入れているなかで淡水を海水に切り替えたからといって再臨界を心配するようなことなどありえない。
原子力のイロハのイだ!」と言い切りました。
官邸はイロハのイも解らずに嘘ついた事になります。私はその事も怖いとおもいます。

怒鳴りまくり致命的に間違った判断をする総理。
嘘の上塗りに汲々とする官邸。その姿は醜く悲しい。

菅総理、あなたは、3月11日、原子力災害対策特別措置法にのっとり原子力緊急事態宣言の発令をした。
その結果あなたは大きな権限をもった。東電もあなたの指揮に入った。
全ての責任は総理にある。
海水注入を一時間近く止めてしまった責任はだれにあるのか?
菅総理、あなた以外にないじゃありませんか。
真実は明らかです。
それを私達は知っています。

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-+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+(2011.05.22[Sun] 15:01)

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安倍氏の情報に振り回されたというより、確信的に未確認情報をたれ流した産経・読売のお粗末はさておき、安倍情報を検証もせず、国会質問した谷垣総裁はいったい何者なのか。ホリエモン事件でニセメールを質問した永田元議員より酷いではないか。
安倍氏の事実上の訂正もあまりにも情けない。中断を指示したのが東電だとしても対策の責任者は菅首相だから、中断は菅の責任だと逃げたのだ。あまにも無責任ではないか。もっとも、デマを流すことで、ある程度の攪乱は成功したということなのだろうか。安倍氏は最初の情報発信の後、京都で、「菅首相は万死に値する」と講演している。

総理の乳母――安倍晋三の隠された原風景