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中学生のころのある日、友達と2人でチャリで一時間ぐらいの池で釣りをした帰り道での話です。その池に行く途中に川があり、橋を渡るのですが、当然帰りもその橋を渡ります。その頃は「川にはバスはいない」とまことしやかに言われていた時代で、私たちもそれを鵜呑みにしていました。その池ではいつものようにボウズ(笑)だった私たちは、うなだれながら会話もなく、夕暮れの道を帰っていました。そしてその橋にさしかかったとき「この川にバスがいればなぁ」と思いながら、ふっと川面に目をやると、なんとバスが泳いでいるじゃありませんか!何度も見直しました。やっぱり間違いなくバスです。幸いタックルは片付けてなく、すぐに投げられる状態で(友達はすでにタックルを片付けていた)、そのとき結んでいたルアーがこの「モデルA」だったのです。カラーもこの「チャートオレンジベリー」でした。すぐさま橋の上からバスに向かって投げた…つもりでしたが、ヘタクソなうえに焦っていたため、バスとは反対方向の岸近くにいってしまいました。「こりゃいかん!回収してもう一投」と思いバスを見ると、着水音に気付きルアーの方に泳いでいるじゃありませんか!「これはイケるかも」と思いゆっくり巻きはじめると、案の定スピードアップしてルアーに近付いてきます!そして、そのままなんのためらいもなく、そのバスはモデルAに食らいつきました。なんと15mほどの川を横断して食ってきたのです!!それから半年ぐらいはパラダイスでした!なんせ「川にもバスはいる」ことを知っていたのは、私たちだけだったんですから!しかし、バカな私たちは、橋の上で大騒ぎして釣っていたので、たくさんの人に目撃され、徐々に釣り人が増え、バスもスレてしまって釣れなくなってしまいました。もっと上手くやれば、何年かはパラダイスが味わえたはず…。てな話です。もう一ヶ所、手付かずのバージンフィールドを経験したことがあります。その話はまたいつかネタがないときにでも…。