ちりぬるを | wiggin's truth

ちりぬるを


沸騰した血が

傷口から迸り出た瞬間

気化熱作用により

一気に冷えて固まる様な。

そんな振り幅の大きい怒りは

視界を真っ赤に染め

吐く息を凍らせる。

体中の細胞が

全ての分解と吸収を拒否し

電気パルスの伝達さえも止め

シナプスが勝手気侭な放電を始める。

体中から噴き出し固まった

Feを多量に含んだ電解質が

放電を受けて青白い火花を発する。

叫びの塊を喉に詰まらせたまま

ガクガクとえずいて身を震わせる。

脳内麻薬がリミッターを外し

四肢に撓めた筋力に骨が敗けて

みしみしと悲鳴を上げる。

いわゆる、修羅の如し。





…なーんて云うほど、怒ってた訳では無い。
そうね、上記の3割程度といったところさ。
つまらんことだな(´∀`)






 photo by wiggin





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