前半にオスカルの2ゴールでリードを奪うも、後半も終盤に差し掛かった時間帯に、同点に追い付かれてしまい、2-2のスコアで勝ち点1を分けあいました。
チェルシーのこの日のスタメンは、
チェフ、アシュリー、テリー、ダビドルイス、イヴァノヴィッチ、ミケル、ランパード、ラミレス、アザール、オスカル、トーレス。
マタは休み明けの影響なのか?週末のリーグ戦に向けての温存なのか?
この日はベンチスタートです。
立ち上がりから両チーム共にあまりリスクをおかさない、慎重なゲーム展開が続き、ある意味ビッククラブ同士にありがちなスローな流れで試合は進みます。
その空気を一瞬で変えてくれたのが、この日の主役オスカルでした。
31分、ペナルティーエリア外の中央でボールを受けると、コンパクトなスイングでミドルを放つ。
ボールはユーベDFボヌッチの足に僅かにあたりホイップすると、ブッフォンも触ることもできずゴール!
オスカルのチェルシー移籍後初ゴールが決まって先制に成功します!
ミドルからのシュートが少ないチェルシーでは、非常に効果的で意表をつく良いシュートでした。
しかしオスカルの見せ場はまだ続きます!
続けざまの33分、今度はアシュリーからのボールをペナルティーエリア付近の深い位置でDFを引き連れて受けると、意図的にゴールに背を向けた状態でトラップしDFを僅かに振り切り、そこから素早く反転しシュート。
美しい曲線を描いたボールはゴール右隅の絶妙なコースへ吸い込まる見事なゴール!
オスカルの芸術的なシュートで一気にリードを広げます。
が、この日のチェルシーはパスミスとラインコントロールのミスが幾度となく目立ってしまいます。
失点は38分、自陣右サイドを抉られると、中央でフリーにしてしまったビダルへパスは繋がり冷静にシュート。
これはチェフも止めることができず、一点を返されます。
後半に入るとチェルシーは攻撃の形がなかなか作れず、ユーベのペースにはまっていってしまいます。
バートランド、マタを投入し打開を図し、マタとアザールのコンビで一度決定機をむかえますが、決めきれないままスタジアムには嫌な静けさが包み込みます。
すると80分、この日何度もすでに目にしたシーンが再びおずれてしまいます。
自陣内で不用意なパスミスを犯すと、DFライン裏を途中出場のクアリャレッラにあっさり取られチェフと1対1に、シュートはチェフの股の間を抜かれてゴール。
ラスト10分で同点とされてしまいます。
試合はこのまま終わってしまい2-2でタイムアップ。
非常に後味の悪い試合になってしまいました。
この日もトーレスはややバタバタしてる感が否めず、周りとの連携に問題をやや感じます。
個人での突破もあまり見せ場もありませんでしたね。
そしてこの試合ではミケルのミスによるピンチが非常に多く、大きな疑問をかんじました。
パスミスは仕方ないしても、その後のプレッシャーやアプローチの遅さには、ややガッカリしてしまいました。
ディフェンス面ではテリーの中途半端な対応も不安を感じてしまいます。
更には最近すっかりお馴染みになりつつある、ディマッテオの具体的戦略の無さと、消極的と言われても仕方のない選手器用。
2-1でリードしていた場面では、バートランドを投入しやや守備的布陣にすると、オスカルが相手との接触後に交代をする際はマタを残り20分で投入。
その後の同点とされても最後の1枠の交代はやはり使わず終了。
初戦を最低でも引き分けで終えたい気持ちも分からなくもないですが、
ホームではもう少し積極的な選択をして欲しいと期待してしまいます。
週末、スタリッジやモーゼス、アスピリクエタやロメウの起用はあるのか?
色々な意味で今後に注目が集まりそうです。
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