ヨーロッパからこんにちは。




タイトルの通り、

私はファストファッションを買いません、

というより、

定価では買いません。




その理由は、

知られていないファストファッションの闇を知っているから。



それはとても深刻で、

世界中のほとんどの人が知らない恐ろしい事実。



ファストファッションは安くて、

すぐにトレンドが変わるから、

トレンドに合わせてオシャレしたい、

他にも、

YouTubeでLook bookをすれば、

再生回数があがるら、

そんな理由もあるかもしれない。



そもそも、

どうしてそんなにファストファッションが安いのか。




それは世界の誰かが無理な労働をしているから。



私がドイツにいる時、

アメリカ人の友達がそのファストファッションの闇についての記事を見せてくれて知りました。



確かその時もブログに書いたと思います。



そして最近見たYouTubeの動画で、

またファストファッションの闇を目にして、

色んな人に知ってほしいと思いました。




数日前にYouTubeであげられた動画です。


ぜひ目を背けず見てほしい。



ファッションの国、

イタリア人のレポーターです。


日本語ではないけれど、

きっと事実は伝わるはず。

※英語音声とサブタイトルは選べます。




自分には関係ないことだと思う人もいるかもしれない。



でも、

ファストファッションを買っていたら、

この状況を悪化させている。




夢を持った10歳以下の子どもたちが遊びも出来ず、

勉強も出来ず、

ただただ奴隷のように働かされている。



そして、

ファストファッションを作るために使われる薬品類で、

大人も子供も体がボロボロになるまで働かなければならない。



観ていて心が痛くなる。





なぜ私が最初にファストファッションを定価では買わないと書いたか。



それは、

劣悪な環境で働いている人たちが寝る時間も割いて作った服を売れなかったからといって、

簡単に処分して欲しくないから。



だからといって何でも良いわけではないので、

売れ残りのものでももちろん自分の好みのものを選んで買う。




そして、

日本で言うリサイクルショップのような所でボランティアをしていて、

家具、電化製品、スポーツ用品、本、アクセサリー、ブランド品の洋服、スーパーで買えるような手頃な値段の洋服などなど色んなものが寄付され、



新品の値札やタグの付いたものから、

使い古した物や着古したものまで様々。



そこに時々ファストファッションも寄付される。




寄付された物の中から自分の好みのものを買っていて、

そこでも時々ファストファッションを選ぶこともある。



ブランドの服でも1つ50セント〜2ユーロで買えるので、

お陰で新品の服を買う事がほぼなくなった。




更にいうと、

そのボランティアをしているお店でも売れなかった物でまだ使える物や着れる物は更に地元の教会に寄付し、

その教会に住んでいる障害のある人たちや教会の収益に役立ててもらっています。



毎週大きなゴミ袋に5〜10袋程度寄付しています。



実は、

私の車は大きいので、

教会に寄付を持って行く係を引き受けています。





負のサイクルを少しでもなくしたい。






毎年の流行にのって、

ファストファッションにお金を使い、

ネットでサイズが合うか分からない、

着るか分からないものを買って、

サイズが違った、流行りが終わったからとすぐに捨てる。



それが本当にオシャレなのか。




自分のこだわりのあるものを長く着る、

私はその方がオシャレな気がする。




ファストファッションをなくし、

洋服を従来の値段で売れば、

貧困国だけがそういう被害を受けなくて良くなる。



劣悪な環境での労働や子どもたちの労働が改善すると思うから、

少しでも助けになりたい。




綺麗ごとともいう人もいるかもしれない。



でも私は時々思う。


私は日本に生まれたから、

ちゃんとした教育が受けられ、

ご飯も普通に食べられて、

それが当たり前だと思って生活してきた。



もしバングラデシュのスラムに生まれてたら、

子どもなのに化学薬品の中で寝る時間も取れず働いていたかもしれない。



自分に置き換えて考える。




せめて子どもたちが仕事しながらでも学校に行けて、

将来の夢が持てるよう、

叶うようになってほしい。




そして化学薬品にまみれ、

若くして病気で苦しんだり、

亡くなる人が減ってほしいと思う。




ルックブックをしているYouTuberさんで、

これサイズが違った、とか、

思ってたのと違った、とか言っているのを聞くと、

以前は時々「ぜひ着れる人にあげてくださいね」とコメントしていました。



今は、

「これ合わないから⚪︎⚪︎にあげます」とか言われるYouTuberさんが増えたので、

それを聞いただけでちょっと安心する自分がいます。





安価でファッションを楽しむ人の世界の裏側には、

自分を犠牲にしてそれを作り出している人たちがいる。