ヨーロッパからこんにちは。



ご存知の通り、

初日にスリにあい、

色んな連絡を終えてディナーに出かけました。



レストランが立ち並ぶエリアへ行き、

リーズナブルで美味しい食事を頂きました。

夫は牛塊肉とトマトと茄子を煮たもの。

お肉が柔らかくて美味しかったです。


グリークサラダはシェアしました。

私はトマトとフェタチーズをナスに入れて焼いたもの。

これもチーズが濃厚で美味しかった。



帰りに小さいコンビニに行って、

お水、ギリシャビールや大好きなデーツを買って、

疲れたのでビールを飲んで寝ました。




あ、そうそう、

盗まれたクレジットカードで支払いをしている携帯電話。


夫は引き落としが数日後に迫っていると気付いたらしく、

このままでは引き落としが出来ずに使用を止められてしまう可能性があるので、

基地のVodafoneに電話をしてみると、

クレジットカードを持って支払い方法の変更に来てもらわないと出来ないと言われ、

ギリシャでネットがないのは困るので、

とりあえず電話口で緊急の処置をしてもらい、

1台40ドルで2台分80ドルを払いました。



そして、

銀行に電話をした時、

電話口で手続きをした時点で新しいクレジットカードはもう発行されているので、

Apple Payで支払うことを勧められました。



私はApple Pay使ったことなかったけど、

夫は盗まれたクレジットカードを登録していたらしく、

それは使用を止めたので、

新しく発行されたクレジットカードを登録し直し、

Apple Payでのクレジットカード支払いが出来るようになりました。





翌日ホテルを出ると、

メインの通りに警察官がたくさんいたので、

夫に「被害届を出しに行かなくていいの?」と聞くと、

「何で?もう基地に被害の報告したから大丈夫でしょ?」と。



「いやいや、念のため被害届出して被害報告書もらった方がいいよ。」と言うと、

夫はしぶしぶ納得して、

警察官に被害届を出す場所を教えてもらいました。




観光客専用の被害届を出す場所があるなんて、

衝撃的です。



それだけ被害が多いということ。




基本の防犯対策をしていても盗まれた。


相手はスリで生計を立てているやつらだ。



奴らにとっては、

基本の防犯対策なんかしていないのと同じなんだろう。




観光客用警察署に入ると、

英語で書かれた紙を渡され、

金品などは書かず、

盗まれたドキュメントだけを書けと言われ、

ミリタリーID、アメリカの運転免許証、クレジットカードのみを書き、

そのあとにコピーを取られ、

書いた紙に直接スタンプを押してくれました。



最後に、

「もし見つかったら連絡するから。アメリカのミリタリーで働いてるなら、僕をNATOで雇ってくれよ!この仕事は給料安いんだ」と爆笑。



こっちは笑ってられる場合じゃないんだプンプン


ここに来る人たちはみんな辛い状況の中来ているのに、

ジョークを言って爆笑するなんて理解できない。




なんと手続きはたったそれだけ。


ギリシャもイタリアとそう変わらないことにビックリ。




どこでどう盗まれたか、

いくら盗まれたか、

どんな人たちだったかなど、

全く聞かれませんでした。



聞く気がない。



毎日何十件と被害が出てるから、

多分聞いていられないんだ。



だから被害を減らそうという対策、努力をしない。


被害が減らない訳です。



盗まれたら「残念でした、はい被害届」で終わり。



きっと被害にあった人たちは、

もう二度とアテネには行きたくないと思うだろうし、

被害にあった事をネットで拡散して、

イメージが悪くなる事なんて考えないんだな。



治安が悪くても、

ギリシャのアテネに行きたい人はたくさんいるから、

観光客が減ることはないのかもしれない。



少なくとも、

夫も私もアテネにはもう二度と行きたくない。





夫が届出書に記入している間、

フランス語圏の若い女性が入ってきて、

ガードの交代式(アテネの有名な観光地)を見ていて、

気付いたら貴重品を入れていたポシェットごと無くなってた、と。



中身は、

クレジットカード、ID、お金、パスポート。


体に身に付けていたのに取られたのだそう。



携帯は別に首から下げていたらしく、

それだけはある、と。




うなだれた彼女は頭を抱えながら被害届に記入をしていました。



一緒に来ていた友達は、

どうしたらいいのかわからず、

部屋を出たり入ったり。




手続きが終わり、

夫に「あの女の子見たでしょ?海外で何か盗まれたら被害届を出すのは常識なんだよ」と教えると、

やっと納得してくれたようでした。



やっと観光できる状況になり、

赤いHop-on hop-offバスのチケットを買い、

アテネを周りました。



ディナーは食べたかったものを全部頂きました。

魚のグリル。


グレープリーフの詰め物。


ムサカ。


夫のラムチョップ。


最後にデザートが出てくる。

私の好きなお砂糖のデザート。



とても良くしてくれたので、

チップを2ユーロあげると、

ちょっと待ってと言われ、

お水を2本くれました。




このお店、

美味しくて、

かなりリーズナブルなので、

観光客にとっても人気なんだけど、

お店が小さく、

中は8人くらいで、

外は12人くらいしか座れない上に、

外の席の内のテーブル2つは急遽テーブル出してきたような感じ。


夜7時オープンなので10分前には行かないと、

並ばないといけない。



しかも、

私たちは3番目だったので、

外の席で食べられたけど、

食べている間ずーっと並んでる人たちに見られてた。


オープンすると、おじさんがテーブルをセッティングしだす。


とてもオシャレとは言い難いお店だけど、

味は最高。



おじさんが1人で接客。


超慌ただしくせわしないおじさん爆笑



お客さんが「急がなくていいよ」って言っちゃうほど。



おじさんのキャラも含め、

とても良くディナーだった。




そして翌朝、

別の災難が始まる。



余談ですが、

偶然にも同じ時期に佳子さまがアテネを訪問されていたそうで、

LINEニュースで見ました。