ヨーロッパからこんにちは。
先日、
基地の借家管理オフィスの方とある家を見に行きました。
道中色んな話をしたのですが、
どうしても聞きたいことがあったので質問しました。
修理しに来る色んな業者の人たちは、
道具箱1つで来たりするんだけどそれって普通なの?
例えば、
アメリカから持って来た脚立3つあるんだけど、
色んな業者の人が毎回使うから、
新品だったのにペンキが付いたり、
家の中で使う用なのに、
靴で登ったりするから傷だらけになったりしてて、
パイプ工事や湯沸かし器修理なのにタオルやバケツとか何も持って来ないから、
うちの物を使うんだよね。
その上、
うちのキッチンの手拭きタオルで作業後の汚れた手を拭いたり、
床に修理で取り換えたパーツや床を水浸しで帰ってしまうし、
基地から借りている衣類乾燥機の上に靴で乗ったりして、
全部イタリアでは当たり前?
答えは、
衣類乾燥機の上に靴で乗ること以外普通。
ただ、かなり安めの業者を使っている可能性はあるとの事。
でも修理代を支払っているのは大家さんなので、
仕方ないと思うしかない、と付け加えられました。
答えを聞いて衝撃だった反面、
大家さんが連れて来る業者だけがそうなわけじゃないと分かって少し安心しました。
そして、
キッチンの手拭きタオルを使われたのは、
彼らは英語が喋れないから、
あなたとコミュニケーション取れないから身近にあった物を使ってしまったんだろうね。
キッチンの手拭きタオルを使われたくなければ、
使われる前に使われていいタオルを用意しておくことだね、と。
わ〜、
先進国でこれが普通な国って・・・。
例えこのエリアが特殊だとしても、
その対価があって、
それが当たり前で通じる国。
今まで先進国5カ国に住んできたけど、
やっぱり一番のカルチャーショックを受ける国には変わりがない。
翌日、
イタリア人の友達にも聞いてみました。
洗濯機の上に靴で登るのは失礼だし、
手を拭くのも、
作業服でさっと拭けばいいものをキッチンのタオルで拭くのはちょっとね・・・って感じ、と。
イタリア人は日本と同じように家の中では靴は脱ぎますが、
アメリカ人は家の中を靴で歩き回ったり、
靴のままベッドに寝転がったりするから大丈夫だとでも思われたのか。
でも今回勉強になりました。
今まで5カ国に住んで、
自分では文化の違いや習慣に寛容だと思っていましたが、
まだまだ修行が足りないようでした。
そんな悪い事ばかりではなく、
最近良いこともありました。
日本では当たり前のボーナス。
アメリカでは当たり前ではありません。
夫の場合の給料は、
年収(決まった額)➗12をした分を毎月もらっています。
なので、
日本のように毎月の給料➕賞与ではない。
ボーナスという概念があまりない。
ですが、
一昨日夫が、
「上司がボーナス(英語ではボーナスとは言いませんが)くれた。」と教えてくれて、
「いくら?」と聞くと、
「1000ドル位だったかな?」と。
「すご〜い!めっちゃ頑張ってたもんね!自分の好きな物に全部使っちゃいなよ」と言うと、
「う〜ん・・・」。
ないんか〜い!
日本円にしたら16万円くらい。
結構な物買えるけど?
きっと何も買わずに貯金になりそう。
仕事でストレスが溜まってるみたいだから、
今度バケーション行く時にちょっと良いホテルに泊まってそのお金を使うのもいいかもしれないな。
アメリカで当たり前ではないにしろ、
夫はなぜか数年に一度ボーナスもらって来る。
真面目に仕事頑張ってる証拠だ。
誇らしい。
本音は、
頑張りすぎてストレス溜めないでほしい。
ボーナスいらないから、
ストレスの少ない生活してほしい。
お酒の量を減らしてほしい。
それが、私の願い。
ここまで書いたのは先週。
そして昨日夫がダイニングルームに来て、
「同じ基地の別の部署で一つ上のレベルのポジション募集してるの見つけたからそれ受けてみる」と突然言いました。
「え、それってもし受かったら、今のレベルから一つ上がるってことよね?昇給するって事じゃん!」と聞くと、
「うん、そうだね。」と。
そしたら家賃や光熱費の限度額も上がって、
もう少しいい家に住めるかもって事だ!と気付いたので、
夫に「私たちのためにチャレンジしてくれるの、誇りに思うよ」(日本語にすると仰々しい言い方ですがカジュアルに言いました)と伝えました。
部屋を出ながらニコニコしていたので、
とても嬉しかったようです。
昇給はうれしいけど、
環境が変わって、
ストレスが少しでも減るといいな、と願うばかり。
家探しもう少し待った方が良さそうです