この戦争、

誰のためにしているのか、

何人の人が得するのか。

 

 

昨年夫の仕事でアメリカからヨーロッパに引っ越して、

ウクライナに近い国に住んでいます。

 

夫も私もウクライナ人の知り合いが1人ずついて、

どちらもアメリカ在住ではあるけど、

家族はウクライナにいるという事を知っていたので、

3月初旬、

夫と話し合い、

必要であれば、

その家族を受け入れようと決めました。

 

 

幸いにも、

私達は大きな家を借りていて、

使っていないベッドルームが4つ程あるので、

一時的になら十分な広さだし、

少しでも命が助かるのであれば、

ぜひ来てもらおうと思っていました。

 

 

 

まずは、

私の知り合いにメールをしました。

 

返事が来たのは1週間後。

 

 

ちょうどその日、

所属する米軍基地から、

残念なことに、

ウクライナ人避難難民の受け入れをしないように、

と通知が来ました。

 

 

せっかく知り合いが連絡をくれたのに、

すぐに受け入れできなくなりました、と連絡しなければなりませんでした。

 

 

 

幸い、

私の知り合いの家族は、

今すぐに避難場所が必要な状況ではなかったので、

直接手助け出来なくてごめんなさい、

でも、何か他に出来ることがあったら連絡ください、とメールしました。

 

 

夫はまだウクライナ人の知り合いに連絡を取っていませんでした。

 

 

 

受け入れられるのに受け入れられない。

 

 

 

とても残念です。

 

 

 

 

 

 

 

先日、

アメリカ人とブラジル人の友達とロシアの侵攻について話をしました。

 

 

3人とも戦争に反対というのは同じ。

 

 

ブラジル人の友達は、

人命を優先するため、

ウクライナは早く降参するべきだと言いました。

 

 

 

アメリカ人の友人と私は、

それは自分のアイデンティティを捨てるようなもので、

国民のプライド、

今まで生まれて生活してきた愛しい場所を簡単に諦める訳にはいかない。

国が変わってしまうかもしれないということは、

今までと同じように生活が出来ないことを覚悟するということ意味する。

 

だから、

どんなに時間をかけても、

話し合いで解決してほしい。

 

 

 

同じ戦争反対でも、

違う意見があることにビックリしました。

 

 

 

そして、

しようと思えば出来るのに、

人の命を救えなくて歯がゆい。

 

そんな久々の近況報告。