自分の顔の半分の筋肉が突然動かなくなる、ということはなかなか想像できないことと思います。医者に行くにしても、何科を受診したらいいかもわかりませんよね。
顔面神経は脳から出て、耳の奥にある骨の中を通って顔の筋肉へ分布するため、耳鼻咽喉科の病気が原因で顔面神経麻痺が起こることがよくあるのだそうです。このため、顔面神経麻痺は耳鼻咽喉科が担当する病気となっています。
ウイルスによる神経の腫れが原因のことが多く、治療が遅れるとその後の回復が悪くなることから、一刻も早く受診し、治療を始めることが重要です。

私の場合、土曜日曜がフラフラの状態で耳が痛かったので、月曜に耳鼻咽喉科を受診し、そこで帯状疱疹との診断がなされ、その日から薬を飲み始め、翌日には大学病院で本格的な検査と投薬が始まりました。初期治療が早かったことが効果的だったのだと思います。

皆さんも、ある日顔面神経麻痺になったら、迷うことなく、一刻も早く耳鼻咽喉科に行ってください。