「ぁ、ここなんだ」







私が初めて聞いた、


中谷彰宏先生の言葉です。


それは、あの交響曲の出だし


「ん、ジャジャジャジャーン」


のメロディーのよう。





トークショーのステージは


六本木TSUTAYAのカフェスペース。


ステージはなく、ただ背の高い椅子が


ポツンと二つ置いてあるだけの場所。


その場を見ての「ひと言」が、


冒頭の言葉だったんです。





手を頬に置き、


天井を見上げ


誰よりもゴキゲンに


そして誰よりも大きな声。


打ち合わせのはずが、


すでに大盛り上り。





「このテンポで入るの?」


それが私が感じた


第一印象でした。





「いきなりサビ」


それが中谷彰宏のテンポです。


まさに交響曲5番です。




そして、私が通う中谷塾も


交響曲に似ています。





「金運」


「恋愛」

「仕事」

「成功」


「映画」

「美容・健康」

「気品」




交響曲は主旋律がはっきりしません。

音を層にして、一度にパクリと味わう。


それが交響曲のオモシロさ。




どのパートもおろそかにはできない。


偏ってしまっては味わえないんです。




「お金稼ぎましょー、どーん」


だけではダメ。


「モテモテになっちゃいましょー」


ですら、主旋律ではない。




すべてのパートを響かせる。


そのバランスは、


誰かに学ぶのが最も早い。


それが中谷塾なのです。





人生が動きだす王道は、


自分の師匠を見つけた時です。







本を読んだだけでもいい。


テレビで見ただけの人でもいい。


伝記になってしまった人でも構わない。




自分の師匠をもった時、


道標ができるんですね。





ペートーヴェン5番と


「面接の達人」は似ています。





中谷先生の本も


冒頭から代表作です


「面接の達人」がそうです。


いきなり「サビ」です


ベストセラーです


今ではもうバイブルです。





しかし、ベートーヴェンの五番の


一番の聞きどころは冒頭の


ジャジャジャジャーンではありません。


第四楽章」こそが一番の聞きどころです。





突然、馬があらわれ


天上に駆け抜けぬけていきます。








中谷先生の一番見どころも


この先にあるのかもしれません。





もしかしたら


中谷先生の見どころも、


「第四楽章」にあるのかもしれません。


エンドロール間際かもしれません。


ずっとずっと先になりそうです。





中谷彰宏に学ぶ


人生が動きだす100の事





最後は、





「師匠を持とう」 です。





師匠の言葉は道標。


遭難しても、本線に戻ればいい。





ついに今日で最後になりました。


今までお読みいただきまして、


ありがとうございました。





きっとまたどこかで、


おめにかかりましょう。



どうぞ良い年をお迎え下さい。



               白石由美